タスク スケジューラのトリガーにて有効期限が想定された動作とならない

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 皆さん、こんにちは。Windows サポート チームの須藤です。 今回は、タスク スケジューラの動作についてご所望の動作とは異なる振る舞いに繋がる設定についてご紹介します。 概要 タスク スケジューラのトリガーの設定が下記の条件の場合、”有効期限” を過ぎても繰り返しタスクが実行されてしまう場合がございます。 条件 トリガーがスケジュール実行の「毎日」「毎週」「毎月」のいずれか。 “繰り返し間隔” が設定されている。 “有効期限” が設定されている。 事象発生環境 Server OSWindows Server 2016 以降で事象が発生することを確認しています。※ Windows Server 2016 は、すでにメインストリーム サポートが終了しておりますため、当該事象に対する修正が配布される予定はございません。 C...

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インターネット オプションのプロキシ設定に対する URL スキームの自動補完動作について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートです。今回は OS のプロキシ設定に関する動作変更についてお知らせいたします。 概要Windows 10 バージョン 1607 および Windows Server 2016 から、WinInet において HTTPS によるプロキシ サーバーへのコネクション確立をサポートしました。これに伴い、ユーザーが設定したプロキシ サーバーの URL スキームを明示するための動作が加えられています。 以下に動画で動作を示します。 Windows 10 バージョン 1607 / Windows Server 2016 からOS の設定アプリで URL スキームの指定が無いプロキシ サーバーが設定されている場合、設定を表示する際に HTTP の URL スキーム (http://) を補完して表示する動作となりました。 下記例では “proxy.co...

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ポートに UNC パスを使用したプリンターで印刷に失敗する事象について

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームの浅野です。本記事では、Windows の印刷における問題について説明します。 概要現在、2021 年 12 月 14 日リリース以降の品質更新プログラムを適用した Windows 10 および Windows 11 環境において、フォトなどの UWP アプリからの印刷時、UNC パスが指定されたプリンターで印刷が失敗する事象を確認しております。 次のような条件で問題が発生します。 ・ プリンターのポートとして、共有プリンターのパスを UNC パスとして指定します。 ・ 上記プリンターから、[フォト] や、[メール] などの UWP ベースのアプリから印刷します。その結果、下記のようなエラーが発生し印刷に失敗します。 原因2021 年 12 月 14 日リリースの更新プログラムにて、...

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リダイレクト プリンター利用時の考慮事項について

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームの浅野です。本記事では、Windows のリモート デスクトップ 接続において、リダイレクト プリンターを利用する際の考慮事項について説明します。 事象リモート デスクトップ環境において、リダイレクト プリンターを利用した際、セッション終了後も下記のレジストリ パスへリダイレクトされたプリンターのレジストリ値が残存することを確認しています。その結果、何度もログインとログオフを繰り返すと肥大化する場合があります。 以下の手順で残存しているリダイレクトプリンタが存在するかを確認することができます。 1.ログオン中のユーザーの権限にて、レジストリ エディターを起動し、下記のパスへ移動します。 レジストリのパス: HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Win...

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言語パックの管理に便利な PowerShell コマンドレットのご紹介

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームの浅野です。 今回は、Windows 11, Windows 10 Version 20H2 以降で新たに追加された、言語パックの追加、管理が可能となる PowerShell コマンドレットについてご紹介します。 概要これまで GUI の設定アプリのみで可能であった、言語パックや言語のオプション機能のインストールやインストール状況の確認がPowerShell コマンドレットにて対応可能となりました。 LanguagePackManagement 本コマンドレットを利用した場合は、最新の更新プログラムのバージョンに合わせた言語リソースのインストールが行われるため、下記のブログで紹介した問題が発生せず、効率的な言語パックのインストールを行うことが可能です。 言語パックインストール時のご留意点...

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品質更新プログラムのアンインストール及び StartComponentCleanup タスクに関するよくあるご質問

※本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 概要本稿では Windows 10 及び Windows Server 2016、2019 において、品質更新プログラムのアンインストールや、古い品質更新プログラムのクリーンアップを行う StartComponentCleanup タスクについて、多く寄せられているご質問とその回答内容を記載しております。 詳細Q1.品質更新プログラムを毎月、適用している環境で、適用済みの最新版をアンインストールした場合、前月に適用した更新プログラムのビルド バージョンに戻るでしょうか?A1.いいえ、必ずしも前月適用した更新プログラムのビルドバージョンに戻るとは限りません。適用済みの最新の品質更新プログラムをアンインストールした場合、適用済みの品質更新プログラムのうち (アンインストール対象を除く)最も新しいビルドバージョンに戻される動作とな...

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wbengine.exe がクラッシュする事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームです。本日は Windows Server バックアップを利用してバックアップを取得した際に wbengine.exe がクラッシュする事象について紹介いたします。 事象Windows Server バックアップ実行時に wbengine.exe がクラッシュし、アプリケーションログに以下のエラーが記録されます。※ イベント内に記載の例外コードは 0xc0000374 (STATUS_HEAP_CORRUPTION) です。 // アプリケーションログ Event ID 1000 エラーの内容 12345障害が発生しているアプリケーション名: wbengine.exe、バージョン: 10.0.18362.1、タイム スタンプ: 障害が発生しているモジュール名: wbengine.ex...

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AVDエージェントサイレントインストール手順について

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームの中島です。AVD(Azure Virtual Desktop)は PowerShell または Azure CLI を使用してコマンドラインでホスト プールの作成、セッション ホストを登録することが可能です。 PowerShell または Azure CLI を使用して Azure Virtual Desktop ホスト プールを作成する 今回は、PowerShell を使用して AVD(Azure Virtual Desktop)を展開する際に、コマンドラインで AVD エージェントをインストールする手順についてご紹介します。2023 年 2 月時点では GUI でエージェントをインストールする方法のみ公開情報に記載がございますので、本投稿はそちらを補完する目的で作成されました。...

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大規模な PowerShell モジュールは Install-Module での導入がオススメです

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの中森です。 今回は PowerShell Gallery に公開される大規模なモジュールの導入には、オンラインでの Install-Module をオススメしている情報を、ご紹介いたします。 はじめにInstall-Module は PowerShell Gallery から、指定されたモジュールを検索、ダウンロード、インストールを行うコマンドレットです。PowerShell Gallery からモジュールをインストールするために必要な設定 は、別記事で紹介しております。 大規模なモジュールを Import-Module しようすると一例となりますが Microsoft より公開している PowerShell モジュールの Az モジュールや、 Microsoft.Graph モジ...

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転送の差異を実行すると進行状況が100%を超える事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームです。今回は転送の差異を実行すると進行状況が 100% を超える事象について記載させていただきます。 概要 Storage Migration Service では移行元サーバーから移行先サーバーへファイルを一度転送した後に、転送の差異という操作が可能です。 これは移行元サーバーで追加または更新されたファイルのみをコピーするための操作になります。 この操作を実行する際に、移行元サーバーの対象ドライブに新しいファイルが追加されていた場合、進行状況が 100% を超える事象が発生します。事象が発生した際の表示内容は以下の画像のとおりです。 原因 本事象は Storage Migration Service が追加されたファイルを含めて、進行状況の計算をしていないためになります。 対処...

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