リモート デスクトップ仮想化ホスト利用時に必要なライセンスについて

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本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。

こんにちは、Windows サポート チームの佐々木です。

リモート デスクトップ仮想化ホストについて

リモート デスクトップ仮想化ホスト (以下、RD 仮想化ホスト) は、リモート デスクトップ サービス (以下、RDS) の役割サービスの一つです。
リモートデスクトップセッションホスト(以下、RD セッションホスト)はサーバーOSに対して3セッション以上のリモートデスクトップ接続を行うための役割ですが、
RD仮想化ホストは、リモートデスクトップ接続ブローカーを経由して仮想化されたクライアントOSに対してリモートデスクトップ接続を行います。

必要なライセンスについて

まず、RDセッションホストに対してリモートデスクトップ接続を行う場合は、RDS CALが必要となります。
RDSCALはRDセッションホストに対してリモートデスクトップ接続を行ったユーザーやデバイスに対して発行され、
ライセンスサーバーにて管理が行われます。

参考情報:
RDS (TS) CAL について

一方、RD仮想化ホストはクライアントOSへのリモートデスクトップ接続であり、必要となるライセンスは VDI ライセンスとなります。

参考情報:
仮想マシンを使用した Windows デスクトップ オペレーティング システムのライセンス

そのため、RDS CALをご用意いただく必要はございません。

なお、ご留意いただきたい点といたしまして、RD仮想化ホストをご利用の場合、前述のRDセッションホストのようにライセンスサーバーでライセンスの発行状況を管理いただくことはできません。
ライセンスサーバーにて管理をいただけるライセンスは RDSCAL のみであり、VDI ライセンスのご利用状況はご利用者様にて管理いただく必要がある旨を何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。

その他参考情報:
Supported configurations for Remote Desktop Services
リモート デスクトップ サービス環境で使用するポートについて