Windows Server 2016 と Windows Server 2019 にて、グループ ポリ シー管理コンソールを閉じた際に、Application Error ID:1000 が記録される

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こんにちは。Windows Commercial Support Directory Services チームです。

Windows Server 2016 と Windows Server 2019 にて、グループ ポリシー管理コンソールを閉じた際に、アプリケーション ログに、以下のイベントが記録される事象について、お知らせいたします。


イベントID:1000
レベル:エラー
ソース:Application Error
説明:
障害が発生しているアプリケーション名: mmc.exe、バージョン: 10.0.14393.2097、タイム スタンプ: 0x5a820e5d
障害が発生しているモジュール名: GPOAdmin.dll、バージョン: 10.0.14393.2068、タイム スタンプ: 0x5a7e7062
例外コード: 0xc0000005
障害オフセット: 0x00000000000be1d6
障害が発生しているプロセス ID: 0x1138
障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01d43831083871a6
障害が発生しているアプリケーション パス: C:\Windows\system32\mmc.exe
障害が発生しているモジュール パス: C:\Windows\System32\GPOAdmin.dll
レポート ID: fed7a081-e8e5-420b-97b3-2be89e8cbe36
障害が発生しているパッケージの完全な名前:
障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID:



[1] 原因

本事象は Windows Server 2016 と Windows Server 2019 の既知の不具合です。
グループ ポリシー管理コンソールを閉じた際に、既にアンロードされたメモリ領域にアクセスしてしまうため、アクセス違反が発生し、上記イベント ID:1000 が記録されます。


[2] 影響

グループ ポリシー管理エディターを閉じる処理においてのみ発生する事象であるため、ポリシーについては問題なく設定できます。
そのため、本事象による業務への実影響はありません。


[3] 対処策

Windows Server 2019 については、2022 年 3 月のロールアップで修正される予定となっています。
Windows Server 2016 については、修正されないことになりましたが、イベント ログ上に表示されるエラーのみとなり、実影響はないことから、本イベントについては無視して運用をお願いいたします。