画面キャプチャー機能 (スクリーンショット) を行う機能の一覧と、動作を抑止する方法について

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。Windows サポートチームの木村です。 Windows にはデフォルトで様々な方法で画面キャプチャー (スクリーンショット) を保存することができます。これらの機能は便利な一方で、ユーザー様の業務のなかでは 「画面キャプチャーを取らせたくない」 という場合もあるかと存じます。本記事では、そのようなお客様に向けて、OS 標準で画面キャプチャーを保存することができる機能と、それらを制御する方法をご紹介致します。 ※ 本記事では OS に標準機能として搭載されている機能のみをご案内しております。 サード パーティー製のツールや Office 等、OS に標準で搭載されていない機能については言及致しません。 目次 画面キャプチャーの種類について 1. ショートカット キー 2. UWP アプリ 3. 実行...

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Windows Server 2022 / Windows 11 で Windows PowerShell の文字化けが発生する事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの國重です。本日は Windows Server 2022 で確認されている Windows PowerShell の文字化けについて紹介させていただきます。 本記事の内容は以下の技術情報でも公開しておりますので、併せてご確認ください。PowerShell console characters are garbled for Chinese, Japanese, and Korean languages on Windows Server 2022 概要表示言語を日本語に設定している Windows Server 2022, Windows 11 にて Windows PowerShell の文字が崩れてしまう。*Windows Server 2019 以前の Server OS、な...

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Feature Update 実行後に、アプリケーションに必要なレジストリが移行されない事象について

※本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 Feature Update 実行後に、個別に開発したアプリケーションなどにおいて、必要としているレジストリが移行されない事象についてご説明いたします。 概要Windows 10 の Feature Update 実行時に、個別に開発したアプリケーションなどにおいて、必要としているレジストリが移行されない事象や新しい値に上書きされる事象が発生する可能性があり、このような事象が発生した場合、Feature Update 実行後に、移行されなかったアプリケーションで必要とするレジストリを別途作成する対処が必要となります。 発生環境と発生タイミングWindows 10の環境で、Feature Update を実行した後※ Windows 10 LTSC (LTSB) は、Feature Update の適用対象外となるため該当しません。 ...

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機能更新プログラム (Feature Update) 適用時におけるアプリケーションの COM インタフェース設定の移行について

※本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 概要本稿では Feature UpdateにおけるアプリケーションのCOMインタフェースのレジストリ設定が自動的に移行される条件について説明します。 対象OS : Windows 10 詳細COMインタフェースのレジストリ設定は以下の3つの条件が満たされている場合、OSの移行処理によって自動的に移行され、アップデート後も設定がそのまま保持されます。 HKCR\Interface{GUID} の下にTypeLibの GUIDの定義がある そのTypeLibのGUIDが HKCR¥TypeLibの下に定義がある HKCR¥TypeLib{TypeLibのGuid}の下に あるWin32またはWin64のTypeLibのファイルまで定義されている 以下は1つの例となります。(例の中にある3つのGUIDなどはサンプルデータであり、実アプ...

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Windows Server 2019 における Feature On Demand 機能のインストールについて

こんにちは。Windows プラットフォームサポートの川津です。本記事では Windows Server 2019 における Feature On Demand 機能 (以後 FOD と表記) インストールについて説明いたします。 <はじめに>[FOD 機能とは]FOD はオプションとしてインストールできる OS コンポーネントであり、オンデマンドでいつでも追加・削除が可能な機能です。具体的にどのような機能があるかにつきましては下記の公開情報に纏まっておりますのでこの機会に是非ご参照ください。 タイトル: 利用可能なオンデマンド機能 URL: https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/manufacture/desktop/features-on-demand-non-language-fod [FOD 機能のインストー...

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パフォーマンス カウンターの警告

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームの栗木です。Windows の標準アプリであるパフォーマンス モニターには、パフォーマンス カウンターが設定した閾値を上回る、または下回った時にプログラムを実行できる機能があります。本記事では、利用可能な物理メモリが 1024MB 以下になった時に PowerShell スクリプトを実行する手順をご紹介いたします。紹介しているコマンドは、すべて管理者として起動したコマンドプロンプトで実行してください。 適用対象の OS すべての Windows OS 概要パフォーマンス カウンターの警告を利用してプログラムを実行するには、以下の手順が必要になります。手順1 実行するプログラムの作成手順2 手順1で作成したプログラムを実行するタスクを作成手順3 手順2で作成したタスクを実行するデータ コレク...

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NAP internal-3 新しいセキュリティ更新プログラムが検出されているのに、ポリシー非準拠と判定されない?

こんにちは。Windows プラットフォーム サポート担当です。 前回までの記事で、Windows 標準の NAP 機能でどのようなセキュリティの正常性のチェックを行うことができるかを説明しました。その中でも、NAP を導入する多くのお客様が 「ちゃんとセキュリティ更新プログラムを適用していないコンピューターには、社内のネットワークには接続させたくない」と、セキュリティ更新プログラムの適用のチェックを有効にしておられると思います。 しかしながら、NAP におけるセキュリティ更新プログラムの適用状態のチェックは、必ずしもリアルタイムにおこなわれるものではありません。このため、Windows Update の画面の表示では確かに適用すべき新しいセキュリティ更新プログラムが検出されているにもかかわらず、クライアントがポリシー準拠の状態のままになってしまうタイミングが存在します。 本稿では、Win...

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NAP internal-2 WSHA がチェックできる項目 (セキュリティ更新プログラムに関する状態)

こんにちは。Windows プラットフォーム サポート担当です。 前回の記事で、WSHA が下記のクライアントの状態についてチェックすることができるとご紹介いたしました。 インストールされている ファイアウォール ソフトウェアの状態 インストールされている ウィルス対策ソフトの状態 インストールされている スパイウェア対策アプリケーションの状態 自動更新の設定状態 セキュリティ更新プログラムの適用状態 最後に Windows Update サイトと通信を行ってからの経過時間 Windows Update の接続先の種類 (Microsoft Update / Windows Update / WSUS ) 現在適用されていないセキュリティ更新プログラムの重要度 今回は、前回に引き続きまして、上記の 4 ~ 8 の項目がどのようにチェックされるかについて、解説します。 4. 自動更新の設...

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DHCP フェールオーバー機能と DHCP の NAP 強制を併用する場合の注意点について

こんにちは、Windows Commercial Networking チームです。本記事では DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) サーバーと NAP (Network Access Protection) をご利用いただく際、NAP クライアントの検疫動作について制限となる動作をご報告致します。 概要DHCP サーバーにおいて、NAP 強制を構成する方法を下記サイトにて公開しております。 チェックリスト : DHCP の NAP 強制を構成する (https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc772356(v=ws.10).aspx) Windows Server 2012 以降、DHCP サーバーの冗長化を実現する方法として、DHCP フェールオーバーの機能が実装されました。 上記公開情報の...

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Windows Defender ファイアウォール規則の [ローカル プリンシパル] で “例外” のみ指定すると、その規則が動作しなくなる

こんにちは、Windows Commercial Networking チームです。 本記事では、Windows Defender ファイアウォール (旧Windows ファイアウォール)の規則で、[ローカル プリンシパル] タブ配下の設定を行った場合にご注意いただきたい動作についてご紹介します。この動作は Windows 8 / Windows Server 2012 以降投稿時点でサポート中のすべてのバージョンに共通します。 動作の概要についてWindows Defender ファイアウォールの規則では、[ローカル プリンシパル] というプロパティ項目があり、こちらを設定することで、特定のアカウントで実行されるアプリケーションやサービスのみに規則を適用する、または、規則を適用しないとの制御を行うことができます。 具体的には、これらの項目を設定すると、設定タブ中の [承認されているユーザ...

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