Win+Shift+矢印キーでウィンドウを移動したときの動作の違いについて

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こんにちは、Windows サポートチームの丸山です。

本日は、Win+Shift+矢印キーを用いてウィンドウを隣のモニターに移動したときに、Windows 10 と Windows 11 では、動作が異なる事象についてご紹介いたします。

概要 - Symptom

Windows では、Windows + Shift キーを押しながら左右の矢印キーを押下することで、アクティブなウィンドウを隣のモニターに移動させることが出来ます。

このとき、宛先となるモニターの縦の解像度が、ウィンドウの高さよりも小さい場合、サイズ可変のウィンドウは、宛先のディスプレイの解像度に合わせて、移動後のウィンドウのサイズが小さくなる動作でございます。

一方で、サイズが固定されているウィンドウをキー操作で移動した場合、Windows 10 と Windows 11 では動作に違いがございますので、ご紹介させていただきます。

Windows 10 の動作

Windows 10 では、移動したウィンドウの縦幅が移動先モニターの縦の解像度より小さい場合、移動先モニターの高さに従ってウィンドウのサイズが縮まる動作となります。

※ [パフォーマンス オプション] のウィンドウを隣のモニターに移動させた際に、ウィンドウのサイズが小さくなり、[OK] ボタンなどが見えなくなっている例

ウィンドウのサイズを元に戻す場合には、ウィンドウをいったん閉じてから再オープンすることで対応してください。

Windows 11 の動作

Windows 11 では、移動したウィンドウの縦幅が移動先モニターの縦の解像度より小さい場合にも、ウィンドウのサイズを維持します。

※ [パフォーマンス オプション] のウィンドウを隣のモニターに移動させた際に、ウィンドウのサイズが変わらず、デスクトップから一部はみ出している例

そのままでは適切な GUI 操作ができない場合、ウィンドウを元のディスプレイに移動して対応してください。

更新履歴 - Update History

  • 2022/11/15 : 本 Blog の公開