NLB(マルチキャストモード) 構築時の注意点 およびロードバランサー機器導入環境における ADFS 構築時の要件について

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本記事は 2015 年 3 月 1 日に公開された記事を本ブログに移行した記事になります。

皆様、こんにちは。
Windows プラットフォーム サポートの山本です。

今回は、Windows Server の持つ負荷分散機能であるネットワーク負荷分散(以下、NLB)を
マルチキャスト モードで構成した際の注意点ならびに、ロードバランサーなどを用いて ADFS を導入
する際の要件について取り上げます。

NLB をマルチキャスト モードで構成した際に、お使いのルーターまたは L3 スイッチによっては、
静的に NLB ホストの仮想 IP アドレスおよび仮想 MAC アドレス(03-BF-xx-xx-xx-xx)を関連付ける
ARP エントリーを事前に登録しておかないと、正常に通信が出来ない場合がございます。

これは、仮想 MAC アドレス(03-BF-xx-xx-xx-xx)に関連付けられた ARP を認識しないために発生します。

また、ロードバランサーなどを用いて AD FS の負荷分散を行うためには、AD FS サーバーファームを構築します。
まずは、プライマリの AD FS サーバーを構築し、そのファームに追加するようにセカンダリの AD FS サーバーを構築します。
後は、ロードバランサーなどにより各サーバーへの分散を行うことで負荷分散を目的とした AD FS サーバーファームが構築できます。
AD FS の構築の際には、以下システム要件のページをご参照いただき、要件の不足がないように十分にご留意ください。

AD FS Requirements
https://technet.microsoft.com/en-us/library/dn554247.aspx

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