リモート デスクトップ接続を許可する設定画面とグループ ポリシーの設定

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。こんにちは、Windows サポートチームの佐々木です。 RDP 接続を許可する設定について、表示される設定状況と、接続許可の状態が異なる状況が発生する事象についておまとめします。 上記画面 (以降は、”Windows の設定画面” と記載します) での、表示上の設定と、実際の設定が異なる状況が発生する可能性があります。 事象:Windows の設定画面にて、表示上 [オフ] と表示されているが、実際には、RDP 接続が許可されている状況が発生する。 ※ 逆の状況 (表示上 [オン] / RDP 接続不可) は発生しません。 発生条件: A) 以下のグループ ポリシーが、”有効” が設定されている。 [コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [Windows コンポ...

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RDP ログオンに関わる基礎的な情報

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。 Windows Commercial Support User Exprerience チームです。 RDP ログオンに関わる基礎的な情報を本ページでご紹介いたします。 1. ログオン ユーザーの指定についてログオン ユーザーの指定の仕方につきましては、基本的には以下の 4 通りがあります。 1234<ユーザー名>.\<ユーザー名><ドメイン名 または マシン名>\<ユーザー名><ユーザー名>@<ドメイン名> ユーザー名だけ指定してうまくログオンができない場合は、上述の 3, 4 のようにドメイン名等を明示的に指定してログオンを試してください。 2. NLA についてNLA (Network Level Authentication) が無効な場合...

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MSRD-Collect (旧 AVD-Collect) の役割とログの取得手順

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの村井です。 昨今、 AVD をご利用いただいているユーザーに MSRD-Collect (旧 AVD-Collect) をご使用いただき、ユーザーの環境のログを取得いただくことが増えています。そこで、本ブログでは MSRD-Collect の役割とログの取得手順に関してご紹介いたします。本ブログでは、”MSRD-Collect” 内の AVD の情報採取に関する機能と AVD のログの取得手順の例をご案内いたします。 ※1 AVD のログの取得手順のみを確認する場合は 4. をご確認ください。※2 “AVD-Collect” と “RDS-Collect” は “MSRD-Collect” に 2022 年 8 月 に統一されました。 1. MSRD-Collect に関してMSRD-Collectは、AVD で発生した問題に関するデ...

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ストレージ センサーの動作トリガーや削除条件について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの三浦です。本日はストレージ センサーの動作トリガーや削除条件について紹介させていただきます。 ストレージ センサーについてストレージ センサー (Storage Sense) は Windows 10 バージョン 1703 から搭載された機能で、一定期間利用されていない一時ファイルやダウンロード フォルダー内のファイル、および、ごみ箱内のファイルなどのクリーンアップを実行する機能です。本機能の概要は、Storage Sense を使用してドライブ領域を管理する をご参照ください。 ストレージ センサーの対象ドライブについてストレージ センサーによるクリーンアップ処理の対象はシステム ドライブ内のファイルに限定されており、システム ドライブ以外のドライブ内のファイルは処理の対象外とな...

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トースト通知を表示する際に例外が発生する問題

いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。Windows Commercial Support の相沢です。 今回は、アプリケーションがトースト通知を表示しようとした際に予期せず例外が発生してしまう問題についてご案内いたします。 対象 OS本記事の公開時点でサポート対象の OS のうち、本問題の影響を受けるバージョンは以下となります。 Windows 11 22h2 (2023.02D - KB5022913 以降の更新プログラムを適用) 概要対象 OS 上で動作するアプリケーションがトースト通知を表示するための処理を実行すると、OS の不具合に起因して以下のレジストリ関連の例外が発生する場合がございます。 12RegistryKey.Win32Error (Int32 errorCode, String str)System.InvalidOperationExc...

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DFSR のレプリケーション対象フィルダーをリネームすると意図せず競合が発生する事象について

※ 本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。Directory Services チームです。 今回は、DFSR によるファイル レプリケーションにおいて、Oplock Lease という機能により意図しない競合が発生する事象についてご案内します。 [1] Oplock 機能についてまず、Oplock 機能について簡単にご説明します。一般的なネットワーク ファイル システムでは、クライアント側でデータやハンドルをキャッシュすることでネットワーク経路上のトラフィック量の低減を実現しています。しかしながら、同一ファイルに対して同時に複数のクライアントからの参照が行われる状況下で各クライアントそれぞれがキャッシュを保持してしまうと、クライアント間の整合性に問題が生じるため、整合性を保ちながらクライアントがキャッシュを保持する仕組みが必要になります。 SMB では Op...

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Hyper-V 仮想マシンのディスクで MPIO をご利用いただく場合のサポート構成について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームです。今回は、Hyper-V 仮想マシンのディスクで MPIO をご利用いただく場合のサポートされる構成やサポートされない構成についてご紹介させていただきます。 対象OS バージョン:Windows Server 2012, all versionsWindows Server 2012 R2, all versionsWindows Server 2016, all versionsWindows Server 2019, all versionsWindows Server 2022, all versions Hyper-V 仮想マシンのディスクで MPIO を構成する場合にサポートされる構成:Hyper-V 仮想マシンのディスクで MPIO を構成する場合にサポートされる構成は以...

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ファイルをオープンしているプロセスの特定方法について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの三浦です。本日はファイルをオープンしてるプロセスの特定方法について紹介させていただきます。 handle.exe についてWindows OS では、アプリケーションなどがファイルを開く際、ファイル ハンドルと呼ばれる一意の識別子を生成し、そのハンドルを使用してファイルの参照や操作を行う仕組みとなっております。そのため、ファイル ハンドルに関する情報を確認することで、ファイルをオープンしてるプロセスを特定できる場合がございます。ファイル ハンドルに関する情報は、handle.exe と呼ばれる Sysinternals Tool を使用して確認することが可能であり、今回は、handle.exe を使用してファイルをオープンしてるプロセスを特定する方法を紹介させていただきます。 ha...

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Set-NetLbfoTeam -LacpTimer Slow コマンドで不整合が生じる

こんにちは、日本マイクロソフト Windows プラットフォーム サポートです。 本稿では、”Set-NetLbfoTeam -LacpTimer Slow” コマンドでレジストリ設定や動作に不整合が生じる現象についてご説明いたします。 現象LBFO (Load Balancing and Failover) の LACP モードで複数のチームを構成している環境で、LACP タイマーのモードを変更する際に、チーム名を指定せずに “Set-NetLbfoTeam -LacpTimer Slow” のようにコマンドを実行すると、複数のチームのうち 1 つのチームのみのレジストリに設定が反映されます。 チーム名を指定して “Set-NetLbfoTeam -Name Team1 -LacpTimer Slow” コマンドを実行した場合は、指定したチームのレジストリに設定が反映されます。ただし、チ...

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Windows PE (WinPE) で Net Start MSiSCSI コマンドが 0x05 (ACCESS DENIED) で失敗する事象

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームです。 本記事では、ADK for Windows 11 , ADK for Windows Server 2022 の Windows PE (WinPE) にて、Net Start MSiSCSI コマンドが、0x05 (ACCESS DENIED) で失敗する事象についてご紹介させて頂きます。 概要ADK for Windows 11 , ADK for Windows Server 2022 の Windows PE (WinPE) にて、Net Start MSiSCSI を実行した場合、0x05 (ACCESS DENIED) が記録され、 MSiSCSI サービスの起動に失敗します。 図. Net Start MSiSCSI コマンド実行結果 (ADK for Wind...

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