リモートアクセス利用時におけるメトリックの変動について

本記事は 2013 年 10 月 4 日に公開された記事を本ブログに移行した記事になります。 こんちには。今回はWindows 7 でのリモートアクセス時におけるメトリックの変動についてご紹介します。 “メトリック”は、ネットワークのパケットを送るルートが複数ある場合に、どのルートに送るかを決める際に利用される値です。この値が最も小さいルートが選択されることになります。メトリックの値は、インターフェイス(インタフェースメトリック)とルート(ルートメトリック)にそれぞれ割り当てられており、この2つの値の和が利用されます。 Windows 7 の既定の設定においては、リモートアクセス ( ダイヤルアップ, VPN 接続 ) による接続が行われた場合、ここで接続されたリモートネットワークを優先的に利用するように、接続するより前に存在するインターフェースのインターフェースメトリックの値を 約 40...

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route add コマンドを IF オプションなしで実行した時の挙動について

本記事は 2018 年 9 月 25 日に公開された記事を本ブログに移行した記事になります。 Windows プラットフォーム サポートの山本です。ネットワーク管理者であれば一度は使用したことがあるコマンド、『 route add 』 。route add コマンドでスタティック ルートを追加する場合、下記技術情報にあるとおり IF オプションを使用して、明示的にアクティブ ルートが割り当てられるインターフェイスを指定することをお勧めしております。 ・https://docs.microsoft.com/en-US/troubleshoot/windows-server/high-availability/active-route-removed・https://support.microsoft.com/en-us/topic/manually-added-route-table-en...

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Windows 10 の Bluetooth 機能を使ってファイルを外部に持ち出すことを防ぐ方法

※本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 本記事は 2020 年 2 月 20 日に公開された記事を本ブログに移行した記事になります。 こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。 ここ最近、情報漏洩対策として Windows 10 における Bluetooth のファイル転送機能を無効化したい、というお問合せを多く頂くようになりましたので、ここでその方法を紹介させて頂きたいと思います。なお、今回ご紹介する方法は、Windows 10 の Pro/Business/Enterprise/Education エディション(Home エディション以外)でご利用頂ける方法になります。(Windows 8.1 以前はご利用いただけません。) 考え方としては、抑止したい機能を指定(ブラックリスト化)するのではなく、必要な Bluetooth の機能をリストアップ(ホワ...

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スマート カード PIN ロック時の統合ブロック解除画面が表示されない事象について

こんにちは。Windows Commercial Support Directory Services チームです。 今回は、Windows 10 にて、スマート カード PIN ロック時の統合ブロック解除画面が表示されない事象について案内します。 問題となる事象Windows 10 (すべてのバージョン) にてグループ ポリシーにて “ログオン時に統合ブロック解除画面を表示する” の設定を有効にしている環境にて、以下の手順を行った場合に、統合ブロック解除画面が表示されない事象が発生いたします。 事象の発生する具体的な手順は以下となります。 <前提条件>以下のポリシーが “有効” 設定されている環境にて、スマート カードを使用したログオンを行う環境における事象です。 [コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [Windows コンポーネント] - [スマート カ...

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Windows Server 2019 で LBFO のチーミング モードを LACP から他のモードに変更するとエラーとなる

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。 Windows Server 2019 の LBFO チーミング モード変更時のエラーと対処方法についてご案内します。 問題の概要Windows Server 2019 で LBFO チーミングを LACP で構成後、チーミング モードを LACP から他のモードに変更しようとすると「パラメーターが間違っています。」のエラーが発生し、チーミング モードが変更できません。 Windows Server 2016 では本問題は発生しません。 手順 LBFO でチーミング モードを「LACP」でチームを作成します。 チーミング モードを「LACP」から「静的チーミング」または「スイッチに依存しない」に変更します。 「OK」または「適用」を選択します。 上記手順を実施後に「パラメーターが間違っています。」とエラーが表示されます。 対...

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リモート管理者モードでの接続 (mstsc /admin) 時の制限事項について

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。こんにちは、Windows サポートチームの李です。 本記事では、Remote Desktop Service 環境で RD セッション ホストにおけるリモート デスクトップ接続 (RDP) における、リモート管理者モードでの接続 ( mstsc /admin ) 時の制限事項についてをご紹介します。 リモート デスクトップ接続は、1 台の端末に対して、1 つの接続 (セッション) までの接続という制限がございますが、セッション ホストの役割を追加した端末 (Windows Server) では、1 台の端末に対して、複数の接続 (セッション) を確立することができます。 このセッション ホストの環境への接続には、ライセンスが必要となりますが、管理を目的とした、ライセンスを必要とないセッションが用意されています。※ セッション ホストの...

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「SSL 暗号の順位」ポリシーの初期値が全角カンマ区切りになる事象について

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。Windows Commercial Support Directory Services チームです。一部の管理用テンプレートを使用しているコンピューターで、 [SSL 暗号の順位] ポリシーの初期値が全角カンマ区切りになる事象についてご案内いたします。 発生環境以下 OS バージョンの日本語版管理用テンプレートを使用している環境 Windows Server 2019 Windows 10 v1703 以降  ※ Windows 10 v1607 以前、Windows Server 2016 以前の管理用テンプレートでは発生しません 発生事象グループ ポリシーの [SSL 暗号の順位] を有効に設定した際、デフォルトの設定値が全角カンマ区切りになる事象が発生いたします。  ポリシー パス : [コンピューターの構成...

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VSS レガシー トレース有効時に Bugcheck 0x7E が発生する問題

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。Windows Commercial Support の相沢です。 今回は、VSS レガシー トレースが有効な場合に、弊社のボリューム シャドウ コピー ドライバー(Volsnap.sys)の処理に起因して Bugcheck 0x7E (SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED)、0x50 (PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA) が発生する問題についてご案内いたします。 現象が報告されている OS Windows Server 2016 Windows Server 2019※ Windows Server 2022 では本事象は修正済みとなっております。 概要Volsnap.sys ドライバーは OS 内部で動作するボリ...

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Custer Shared Volume に対する記憶域の検証が失敗する事象

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。Windows Commercial Support Storage and High Availability チームです。 今回は、WSFC 環境において クラスター起動後に一度もオンライン状態に遷移していない CSV(Cluster Shared Volume) に対して「記憶域の検証(クラスター検証のテスト項目の一つ)」を実行すると失敗する問題についてご案内させていただきます。 対象 OS Windows Server 2012 Windows Server 2012 R2 Windows Server 2016 Windows Server 2019 概要WSFC 環境では、クラスターを構成するノードのハードウェアやソフトウェアが WSFC の要件に沿っている...

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メンバー NIC が故障すると、チーミングのプロパティが表示されなくなる

概要NIC チーミング (LBFO) のメンバー NIC が故障した場合、以下の手順で NIC チーミングのプロパティが開かなくなる事象が発生します。 サーバー マネージャーを開きます。 [ローカル サーバー] をクリックし、[NIC チーミング] - [有効] をクリックします。 左下の [チーム] の項目から、チーム名を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。 プロパティ画面が開かないことが確認できます。 また、アプリケーション イベントログには lbfoadmin.exe がクラッシュした旨のイベントが記録されます。 12345678910111213141516ログの名前: Applicationソース: Application Errorイベント ID: 1000レベル: エラー説明:障害が発生しているアプリケーション名: lbfoadmin.exe、バージョン: 1...

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