Windows11 のスタート メニューに表示されるフォルダーについて

Windows 11 のスタート メニューに表示されるショートカットのフォルダーについてこんにちは、Windows サポートチームの前田です。今回は、Windows 11 のスタート メニューに表示されるショートカットの上位フォルダーについて、Windows 10 からの変更点を紹介致します。 Windows OS では、以下のフォルダー配下に配置されているショートカット、フォルダーをスタートメニューに表示する動作がございます。 C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs Windows 10 では当該パスにフォルダーが配置され、その配下にショートカットが配置されている場合、ショートカットの個数に関わらず、フォルダーが表示される動作となっております。一方で、Windows 11 では、当該パス内のフォルダー配下にショート...

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Windows における前提 SSU の確認方法について

※本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 概要毎月の累積更新プログラムを適用する際に、前提のサービス スタック更新プログラム (SSU) の適用が必要な場合があります。 インターネットの Microsoft Update サイトに接続して Windows Update を実施する場合、自動的に最新の SSU を取得して適用する動作となるため、基本的には前提条件の SSU を意識することなく、更新プログラムを適用することが可能です。 また、WSUS 経由で更新プログラムの適用を行う場合、或いは手動で Microsoft Update カタログサイトから特定の更新プログラムを取得して適用する場合には、前提条件となる SSU を事前に確認する必要があるシナリオがございます。 その際に、公開情報から前提条件となる SSU を確認する方法を本記事にてご紹介いたします。 前提 SSU ...

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Windows Server バックアップの保存先を DVD とした場合にバックアップが失敗する事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの三浦です。本日は Windows Server バックアップの保存先を DVD とした場合にバックアップが失敗する事象について紹介させていただきます。 概要Windows Server バックアップにてバックアップを実行する際に、バックアップ保存先に DVD を指定するとバックアップが失敗する事象が発生する場合がございます。 原因Windows Server バックアップによるバックアップ実行時には、保存先に指定したディスクの空き容量を事前にチェックし、書き込み可能な最大サイズを内部で定義した上でバックアップ データの書き込みを行います。しかしながら、この書き込み可能なサイズを定義する処理において、DVD で使用されるファイル システムの特性が考慮されていないため、DVD を保存先...

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WMI リポジトリの復旧方法

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの中森です。 今回は、 Windows Management Instrumentation (WMI) のリポジトリが破損した際に、安全に復旧するための手順をご紹介いたします。 はじめにWMI とは Windows OS の設定や状態を確認したり管理するために用意された機能 (インターフェース) です。この機能を提供するための WMI クラス情報と定義情報を格納しているデータベースを WMI リポジトリと呼びます。 この WMI リポジトリには、 3rd パーティ製品をインストールした際に、導入される WMI クラス情報も含まれており、Windows OS の機能のみでなく、ご利用環境のソフトウェア全般から利用されております。 WMI リポジトリの破損についてWMI リポジトリ...

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機能アップデート時の多言語対応について

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームの浅野です。 Windows の機能アップデート (1909 から 20H2, 21H2 のバージョンアップなど) 実施後、OS のインストール言語以外の追加した言語パックが無くなる、日本語 IME の入力が行えなくなるといったお問い合わせをいただくことがございます。 本記事では、Windows における機能アップデート時の言語対応についてご紹介いたします。 機能アップデート後、追加言語が利用できなくなる原因Windows 10 の言語パックや、入力機能などの言語のオプション機能につきましては、Windows 10 のバージョンごとに個別のパッケージとして提供されております。 追加言語の機能は機能更新プログラムや、OS イメージに含まれておらず、動的更新 (Dymamic Update)...

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Windows Server バックアップによるベアメタル リストア手順

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの三浦です。本日は Windows Server バックアップを利用したベアメタル リストアの手順を紹介させていただきます。バックアップ手順については、こちら の記事をご参照ください。 制限事項・同構成への端末へリストアを行うことを前提に設計されているため、ハードウェア構成が大きく異なるサーバーへのリストアを行った場合、リストアが失敗する場合がございます。(異なるサーバー上へのデータ移行を目的とした利用もサポートされておりません。)・リストア先のディスク サイズがバックアップ取得時点のディスク サイズよりも小さい場合、リストアが失敗する場合がございます。・取得したバックアップは、バックアップ先のボリューム ルート上に “WindowsImageBackup” フォルダーとして作成が行...

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短時間で TCP 一時ポートの獲得と解放が行われると同一ポートを一時ポートとして再度割り当てる場合がある

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートです。今回は短時間で TCP 一時ポートの獲得と解放が行われると同一ポートを一時ポートとして再度割り当てる場合がある事象についてご説明いたします。 現象以下のシナリオを想定します。 複数のプロセスやスレッドが同時に並行して TCP 送信元の一時ポートの獲得を要求 で割り当てられた一時ポートを即座に解放し、再度一時ポートの獲得を要求 このシナリオでは、割り当てられた一時ポートを解放した後、即座に一時ポートの獲得を要求すると、直前に解放された一時ポートと同じ番号の一時ポートが割り当てられることがあります。このとき、通信相手のソケットの状態によって、通信がタイムアウトすることがあります。 原因複数のプロセスやスレッドが同時に並行して一時ポートの獲得を要求したときに、ポートの割り当て順序が途中で入れ替わることがあります。このとき、割り...

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Windows Server 2016 の FTP サーバーにファイルを転送するとデータが破損することがある

こんにちは、日本マイクロソフト Windows プラットフォーム サポートです。今回は特定の条件下で FTP で転送したファイルの内容が変更される事象についてご説明します。 事象Windows Server 2016 の IIS で FTP サーバーを利用している場合、FTP サーバーに転送 (PUT) されたファイルの内容が変更されることがあります。 発生条件以下の条件を全て満たしている場合に発生することがあります。 FTP クライアントで TCP 通信の DF (Don’t Fragment) ビットがオフとなっている。 通信経路上でクライアントが送信した FTP データ通信のパケットがフラグメントされる。 ※ FTP クライアントが Windows OS の場合、TCP 通信で DF ビットがオフになることがないため、この事象は発生しません。 原因Windows Server...

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ファイルシステム フィルタドライバ (MiniFilter) が存在しないと FMFn の Paged Pool がリークする - Paged Pool memory with pool tag FMFn will leak if no MiniFilter exists.

English follows Japanese こんにちは、Windows プラットフォーム サポートです。今回は特定の条件で FMFn の Paged Pool がリークしてしまう事象についてご説明いたします。 概要Windows OS に、一つ以上のファイルシステム フィルタドライバ (MiniFilter) が存在しない場合には、任意の新しいプロセスが生成される度に、Filter Manager が管理する Paged Pool(FMFn)がリークします。一般的には、セキュリティ対策ソフトが導入された環境や、UAC が有効な環境では、MiniFilter が存在するので現象は発生しません。MiniFilter が存在しているかどうかは、以下の手順から確認可能です。 管理者権限でコマンド プロンプトを開きます。 fltmc instances コマンドを実行します。 システム ボリ...

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BCD ファイルの消失・破損による OS 起動不可

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの栗木です。本記事では、EFI システム パーティションにある BCD (Boot Configuration Data) ファイルが消失または破損し、OS が起動できなくなった場合の対処方法についてご紹介いたします。何らかの理由によってお使いの環境で OS が起動しなくなってしまった場合は、本記事の手順をもとに BCD ファイルを再構成することで復旧できるかどうか、お試しいただけますと幸いでございます。 適用対象の OS すべての Windows OS BCD ファイルの概要BCD ファイルは、ブート時に読み込まれるファームウェアに依存しないデータ ベース ファイルになります。Windows Boot Manager は、BCD ファイルを使い Windows OS の起動処理を進めていく...

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