VSS Event ID 8230 が記録される事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 みなさん、こんにちは。Windows サポート Storage & High Availability チームです。今回のテーマは、VSS を使用した際に、イベントログに 「EventID : 8230」 が記録される事象についてご紹介します。 概要VSS 利用時に、イベントログ (Application) にイベント ID 8230 (状態 = 1376:ERROR_NO_SUCH_ALIAS ) が記録される事例が報告されております。 12345"ボリューム シャドウ コピー サービス エラー: アカウント XXXXXXX を解決できませんでした。状態: 1376。 ドメイン コントローラーへの接続と、VssAccessControl レジストリ キーを確認してください。 エラー固有の詳細: ...

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Hyper-V 仮想マシンのチェックポイントが削除できない事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームです。今回は Hyper-V 仮想マシンのチェックポイントが削除できない事象について紹介させていただきます。 事象Hyper-V では仮想マシンを過去の状態に戻せるようにチェックポイントの機能を提供しています。通常、チェックポイントは Hyper-V マネージャー上から削除できますが、まれに Hyper-V マネージャー上から削除できない場合があります。 原因チェックポイントが “Recovery” のタイプで作成されている可能性があります。 チェックポイントのタイプに “Standard” と “Recovery” が存在しており、”Standard” は Hyper-V マネージャーからチェックポイントを作成した場合のタイプになります。”Recovery” のタイプのチェックポイント...

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既存の仮想ハードディスクを利用した仮想マシンの再作成について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームです。今回は既存の仮想ハードディスクを利用した仮想マシンの再作成について紹介させていただきます。 概要仮想マシンは CPU やメモリの設定値などを保存しているファイル (xml/vmcx) とデータを保存するための仮想ハードディスク (vhd/vhdx) ファイルにて構成されています。 Hyper-V ホストにて予期せぬシャットダウンなどが発生し、設定値などを保存しているファイル(xml/vmcx) が破損した場合には、仮想マシンを起動することができません。この時、仮想ハードディスク (vhd/vhdx) ファイルが破損していなければ、これを利用して仮想マシンを再作成することにより、仮想マシンを復旧できる可能性があります。 仮想マシンの再作成手順以下に既存の仮想ハードディスクを利用した仮...

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WinHTTP Web Proxy Auto-Discovery Service サービスの起動が失敗する。

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートです。今回は WinHTTP Web Proxy Auto-Discovery Service サービスの起動が失敗する事象についてご説明します。 事象WinHTTP Web Proxy Auto-Discovery Service サービスが他のサービスと共通の svchost.exe 上で動作する場合、サービスの起動が失敗することがあります。WinHTTP Web Proxy Auto-Discovery Service サービスが起動できない場合、HTTP 通信で PAC ファイルなどを利用したプロキシ サーバーの選定が正しく動作しなくなります。また、インターネット オプションのプロキシ サーバー設定画面も開けなくなります。なお、事象が発生すると、システム イベント ログには以下のイベントが記録されます。 エラー Service...

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Disk 153 イベントについて

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの三浦です。本日は、Disk 153 警告イベントの概要と本イベントが記録された際の対応方法を紹介させていただきます。 イベントの概要Disk 153 警告イベントは、Miniport Driver から上位の OS ドライバーへエラーが返され、I/O のリトライが発生したことを検知した際に記録されるイベントとなります。一般的には、ディスクの高負荷や、ハードウェア (ホストとディスク デバイス間を含む) / Miniport Driver で何らかの問題が発生し、I/O のリトライが生じた場合に本イベントが出力されます。 Miniport Driver は、OS 上のストレージ スタックの最下層に位置するドライバーであり、一般的に、ハードウェア固有の制御を行うためにハードウェア ベン...

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動的メモリを有効化した仮想マシンにおいて Resident Available Memory が枯渇する問題

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。Windows Commercial Support の相沢です。 今回は動的メモリが有効に設定されている仮想マシンにおいて、Memory manager の不具合に起因して Resident Available と呼ばれるメモリ領域が枯渇し、物理メモリには余裕があるにもかかわらずシステムの動作が不安定になる問題についてご案内いたします。 対象 Guest OS Windows Server 2019 Windows 10 LTSC 2019 概要仮想化環境では、仮想マシンのメモリ使用状況に応じてメモリの割り当てを動的に増減させる機能として “動的メモリ” が用意されています。本機能を利用することにより、仮想基盤のメモリリソースを柔軟に管理することができます。 しかしなが...

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VSS Event ID 8193 が記録される事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 みなさん、こんにちは。Windows サポート Storage & High Availability チームです。今回のテーマは、VSS を使用した際に、イベントログに 「EventID : 8193」 が記録される事象についてご紹介します。 概要VSS 利用時に、イベントログ (Application) にイベント ID 8193 (エラーコード = 0x80070539) が記録される事例が報告されております。 -——————————–ボリューム シャドウ コピー サービス エラー: ルーチン ConvertStringSidToSid(X-X-X-XX-XXXXXXXXXX-XXXXXXXXX-XXXXXXXXX-XXXXXX.bak) の呼び出し中に予期しないエラーが発生しました。hr = 0x800...

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CPU 使用状況を確認する際に見るべきパフォーマンス カウンター

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの石川です。システムの状況を確認するためにタスク マネージャーやパフォーマンス モニター上で CPU の使用状況を確認する方は多くいるかと存じます。しかしながら、パフォーマンス モニター上で選択できるパフォーマンス カウンター (取得できるデータ) は多数存在するため、どのようなパフォーマンス カウンターを確認すれば良いか悩まれる方も多いかと存じます。 そこで本記事では、CPU の使用状況を確認する際に見るべきパフォーマンス カウンターをシステム全体とプロセスごとに分けてご紹介します。これらのパフォーマンス カウンターは、Windows が動作しているシステムの CPU の使用状況が正常であるかを判断する目安となります。 適用対象の OS すべての Windows OS CPU のパフォーマ...

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FSRM を用いたクォータの作成手順

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームです。本日は File Server Resource Manager (FSRM) を用いたクォータの作成手順についてご案内いたします。 FSRM のインストール手順 サーバーマネージャーの “管理” -> “役割と機能の追加” を選択し、ウィザードを進めます ([次へ] を 3 回押下いただき、”サーバーと役割の選択”まで進みます)。 “サーバーと役割の選択” にて、”ファイルサービスと記憶域サービス” の項目を全て展開して、”ファイル サーバー リソース マネージャー” にチェックを入れてウィザードを進め、機能をインストールします。 クォータの作成手順例として、カスタム プロパティを用いてソフトクォータを設定し、イベント ログへ警告を送信する手順をご案内いたし...

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2022 年 1 月以降の更新プログラムを適用した後、信頼関係を跨いだ認証に失敗する場合があります。

※ 本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。今回は 2022 年 1 月以降の更新プログラムを適用した後、信頼関係を跨いだ認証に失敗する事象についてご案内いたします。 2022 年 1 月の更新プログラムには、CVE-2022-21857 の脆弱性対応のため、NTLM パススルー認証の強化がされております。この機能修正により、信頼オブジェクト (以下 TDO) に信頼先フォレストのドメイン名を格納する “msDS-TrustForestTrustInfo” という属性値をチェックするようになっております。 通常、”msDS-TrustForestTrustInfo” 属性は、[Active Directory ドメインと信頼関係] (domain.msc) 上から信頼関係を信頼関係先の資格情報を用いて双方に作成すれ...

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