転送の差異を実行すると進行状況が100%を超える事象について

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本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。

こんにちは、Windows サポート チームです。
今回は転送の差異を実行すると進行状況が 100% を超える事象について記載させていただきます。

概要


Storage Migration Service では移行元サーバーから移行先サーバーへファイルを一度転送した後に、転送の差異という操作が可能です。 これは移行元サーバーで追加または更新されたファイルのみをコピーするための操作になります。

この操作を実行する際に、移行元サーバーの対象ドライブに新しいファイルが追加されていた場合、進行状況が 100% を超える事象が発生します。事象が発生した際の表示内容は以下の画像のとおりです。

原因


本事象は Storage Migration Service が追加されたファイルを含めて、進行状況の計算をしていないためになります。

対処策


本事象については修正の可否も含めた検討中の状況であるため、2023 年 2 月時点において、本事象の修正は公開されておりません。
進行状況が 100% 超えて表示されますが、追加されたファイルは移行元サーバーから移行先のサーバーへ正しく転送されております。 そのため、進行状況ではなく、右下の[完了までの推定時間]に[成功]と表示されることをご確認ください。

いかがでしたでしょうか。本投稿が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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