リムーバブル ディスクのアクセス拒否ポリシーが有効にならない事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームです。本日は Windows Server 2016 以降のサーバーで確認されている、リムーバブル記憶域の監査のグループ ポリシー設定がされている環境で、リムーバブル ディスクのアクセス拒否ポリシーが有効にならない事象について紹介します。 概要「オブジェクトの監査 (リムーバブル記憶域の監査)」のグループ ポリシーの設定がされている環境で、リムーバブル ディスクのアクセス拒否ポリシーが有効にならない。 対象 OS・Windows Server 2016 version 1607 の 2018 年 5C 以降の全バージョン・Windows 10 version 1607 の 2018 年 5C 以降の全バージョン・Windows Server 2019、2022、Windows 11...

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CVE-2022-38023 への対応とその影響について

※※ 2023/4/7 更新※※ ・ 初期強制フェーズが 2 つに変更されたことに伴い、情報を更新いたしました。※※ 2023/4/27 更新※※ ・ 「ドメイン コントローラー: 脆弱な Netlogon セキュア チャネル接続を許可する」グループポリシーの情報が削除されたことに伴い、情報を更新いたしました。 本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。Windows Commercial Support Directory Services チームです。 2022 年 11 月にリリースされた更新プログラムでは、Active Direcotry 環境への脆弱性対応として以下 3 点の対処が含まれています。 CVE-2022-37966 への対応とその影響について CVE-2022-37967 への対応とその影響について CVE-2022-38023 への対...

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ストレージ センサー によって [ダウンロード] フォルダー内のファイルが整理されない事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 みなさん、こんにちは。Windows サポート Storage & High Availability チームの平塚です。 今回のテーマは、ストレージ センサー(Storage Sence)を使って不要なファイルを整理する際に、[ダウンロード] フォルダー 内の対象ファイルが削除されない事象についての解説と回避策についてご案内をさせていただきます。 ストレージセンサーとはストレージ センサー(Storage Sence)とは、Windows 10 から実装されている “ごみ箱” や “一時ファイル” 内の不要なファイルを削除し、自動的にストレージの空き領域を増やすことができる機能です。 Windows の 設定アプリ から [システム] > [記憶域] > [ストレージ センサー] から設定することができ...

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Windows Server 2022 で OS 起動中のバックアップからリストアした場合に、起動後シャットダウン イベントの追跡ツールが表示される問題

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。日本マイクロソフトサポートです。本公開情報では Windows Server 2022 において、OS起動中のバックアップからリストアした場合に、起動後シャットダウン イベントの追跡ツールが表示される問題についてお伝えさせていただきます。 ■ 事象Windows Server では、シャットダウンが正常に終了しなかった場合、次回の起動時に「シャットダウン イベントの追跡ツール」がポップアップし、コメントを記入して「OK」を押す必要があります。さらに、システム イベント ログに以下のイベントが記録されます。 イベント ID : 6008ソース : Event Logレベル : エラー説明 :前回のシステム シャットダウン (DateTime) は、予期されていませんでした。 Windows Server 2022 の...

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統合書き込みフィルター(UWF) 環境で、パスワードを求められてしまい無線 LAN に自動的に接続できない現象について

こんにちは、日本マイクロソフト Windows プラットフォーム サポートです。 本稿では、統合書き込みフィルター(UWF) を利用した環境、且つ、WPA2 パーソナルの無線 LAN プロファイル設定を行っている環境で、OS を再起動した際に、保存してある事前共有キーが機能せず、無線 LAN へ自動的に接続できなくなる現象についてご説明いたします。 現象の概要UWF 環境では、例えば無線 LAN の設定で「自動的に接続」にチェックを付けた状態で接続を実施したにも関わらず、端末を再起動した際に、事前共有キーの情報が保持されず、事前共有キーの入力が再起動の度に必要となる場合がございます。本現象は、UWF の除外設定が不足することで、暗号化された事前共有キーを複合するためのマスターキーの情報が保持されず、保存した無線 LAN プロファイルから事前共有キーを取得できなくなることが原因で発生します。...

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Storage Migration Service のジョブ作成や削除の操作が失敗する事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームです。今回は Storage Migration Service (SMS) の操作時に発生するエラーについて記載させていただきます。 概要 Storage Migration Service で、ジョブの作成や削除時に以下のようなエラーが発生し、操作が失敗することがあります。また、ファイル転送完了後の画面遷移の際にも同様のエラーが発生することがあります。ファイル転送完了後のエラー発生時は、ファイル転送は正常終了していますが、その後の操作ができない状態となります。 <エラー 1>リモート サーバー <ホスト名> への接続に失敗し、次のエラーメッセージが返されました: WinRM クライアントは HTTP サーバー エラー状態 (500) を受信しましたが...

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マスター イメージ展開後に複数端末で同じ SQMClient MachineID が使用されてしまう事象について

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。こんにちは、Windows サポートです。 概要マスター イメージ展開後、複数端末で同じ SQMClient MachineIDが使用されてしまう事象についてご案内させていただきます。マスターイメージを作成するには Sysprep を実施する必要がありますが、Sysprep 中にアプリケーションがクラッシュするなど、何らかの問題が起きた場合、Sysprep の一般化 (generalize) によって削除された SQMClient MachineID が再割り当てされてしまうことがございます。SQMClient MachineID が再割り当てされた状態のまま、マスター イメージとして展開してしまうと複数の端末で同じ SQMClient MachineID が使用されてしまう状況が発生いたします。 詳細問題ない環境においては、Syspr...

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CVE-2022-37967 への対応とその影響について

※ 本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。Windows Commercial Support Directory Services サポートチームです。2022 年 11 月にリリースされた更新プログラムでは、Active Direcotry 環境への脆弱性対応として以下 3 点の対処が含まれています。 ・CVE-2022-37966 への対応とその影響について・CVE-2022-38023 への対応とその影響について・CVE-2022-37967 への対応とその影響について 本記事では、CVE-2022-37967 への対応とその影響 (Kerberos プロトコルの変更/完全なPAC署名の追加) についてご案内させていただきます。 CVE-2022-37967 の脆弱性対応について 2022 年 11 月に公開いたしました CVE-2022-3796...

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CVE-2022-37966 への対応とその影響について

※※ 2023/6/30 更新※※ ・イベント ID 42 のイベントログについての情報更新に伴い、本記事の内容を更新いたしました。 本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。Windows Commercial Support Directory Services チームです。 2022 年 11 月にリリースされた更新プログラムでは、Active Direcotry 環境への脆弱性対応として以下 3 点の対処が含まれています。 CVE-2022-37966 への対応とその影響について CVE-2022-38023 への対応とその影響について CVE-2022-37967 への対応とその影響について 本記事では、CVE-2022-37966 への対応とその影響について (Kerberos プロトコルの変更/セッションキーの既定の暗号化タイプの変更) に...

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Powershell コマンドによる仮想マシンの TPM 設定について

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。Windows サポートチームです。今回は Powershell コマンドによる仮想マシンの TPM 設定についてお伝えさせていただきます。 事象 仮想マシンの TPM を有効するため、Enable-VMTPM を実行すると以下のエラーが発生する。 // エラーの内容 原因 仮想マシンで TPM を有効にする際に必要なキー保護機能の設定が不足していることが原因になります。 対処策 Enable-VMTPM を実行する前に、Set-VMKeyProtector コマンドを使用して、キー保護の設定をします。 コマンドラインは以下のとおりです。 1Set-VMKeyProtector -VMName "仮想マシン名" -NewLocalKeyProtector // 参考情報Set-...

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