FSRM を用いたクォータの作成手順

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本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。

こんにちは、Windows サポート チームです。
本日は File Server Resource Manager (FSRM) を用いたクォータの作成手順についてご案内いたします。

FSRM のインストール手順

  1. サーバーマネージャーの “管理” -> “役割と機能の追加” を選択し、ウィザードを進めます ([次へ] を 3 回押下いただき、”サーバーと役割の選択”まで進みます)。

  2. “サーバーと役割の選択” にて、”ファイルサービスと記憶域サービス” の項目を全て展開して、”ファイル サーバー リソース マネージャー” にチェックを入れてウィザードを進め、機能をインストールします。

クォータの作成手順

例として、カスタム プロパティを用いてソフトクォータを設定し、イベント ログへ警告を送信する手順をご案内いたします。

  1. サーバーマネージャーの “ツール” から ファイル サーバー リソース マネージャーを開き、左ペインから “クォータの管理” を展開して “クォータ” を右クリックの上、”クォータの作成” を押下します。

  2. “クォータのパス” では、参照ボタンから パスを指定します。”クォータのプロパティをどのように構成しますか” では、例えば、”カスタムクォータのプロパティを定義する” を選び、”カスタム プロパティ” をクリックします。

  3. “空き領域の制限” では、制限値を設定ください。今回は、制限方法として “ソフトクォータ” を選択します。

  4. 次に “通知のしきい値” にて “追加” ボタンを押下いただき、イベント通知を生成するの為のしきい値 (既定は 85 %) を設定します。
    通知方法として “イベント ログ” をご選択の上、”イベント ログへ警告を送信” にチェックを入れて OK を 2 回押下します。

  5. “作成” ボタンを押下して、クォータを作成します。テンプレートとして登録するかを問われるポップアップには、任意で設定の上、”OK” をクリックします。

イベントログ例

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ログの名前: Application
ソース: SRMSVC
日付: 2022/07/08 15:47:29
イベント ID: 12325
レベル: 警告
説明:
ユーザー WIN-ABCDEFG\Administrator は、サーバー WIN-ABCDEFG 上の E:\ のクォータの
85% のクォータのしきい値を超えました。クォータの制限は 102400.00 MB で、現在 88150.27 MB
使用しています。(制限の 86% )

注意事項

データ重複除去では、重複除去が有効になっているボリューム ルート フォルダーにハード クォータを作成することはできません。
ボリューム ルート フォルダー にクォータを設定する場合は、ソフト クォータをご利用ください。

参考URL

変更履歴

  • 2022/07/08 : 本 Blog の公開