本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。
こんにちは、Windows サポート チームです。
本日は ボリュームの使用量を確認する際に、「ボリュームのプロパティの使用領域」と「エクスプローラーでフォルダを全選択した際のプロパティのサイズ」が異なる事象について紹介いたします。
概要
「ボリュームのプロパティの使用領域」と「エクスプローラーでフォルダを全選択した際のプロパティのサイズ」が異なる。
図. ボリュームのプロパティの使用領域
図. エクスプローラーでフォルダを全選択した際のプロパティのサイズ
対象 OS
全 OS 対象
原因
「エクスプローラーでフォルダを全選択した際のプロパティのサイズ」においては、アクセス権が無いことで ファイル サイズ の情報を取得できず、容量が異なるように見えます。
例えば、アクセス権の 1 つに Local System (System) アカウント がありますが、当該アカウント権限が無いことで System Volume Information 配下の ファイル サイズ は 「エクスプローラーでフォルダを全選択した際のプロパティのサイズ」 に合算されません。
従いまして、正しいボリュームの使用量を確認したい場合は、「ボリュームのプロパティの使用領域」に表示される使用量をご確認ください。
補足
Local System (System) アカウントの詳細は以下をご確認ください。
System アカウント「System Volume Information」 配下には シャドウ コピー等が格納されます。シャドウコピーの詳細は以下をご確認ください。
ボリューム シャドウ コピー サービス (VSS) について
「シャドウ コピーを作成すると、ボリューム内に隠しフォルダとして、”System Volume Information” という名称のフォルダが自動的に作成されます。」
変更履歴
- 2022/04/04 : 本 Blog の公開