FSLogix Support Tool 情報採取手順

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本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの廣瀬です。
今回は、FSLogix 環境でユーザープロファイルや FSLogix に関連する事象が発生した場合の情報手順をご案内いたします。

目次

  • FSLogix Support Tool とは
  • 前提条件
  • 具体的な情報採取手順
  • ログの保持期間を延ばすには

FSLogix Support Tool とは

FSLogix Support Tool とは、FSLogix に関連するログを採取できるツールです。
FSLogix に関連する事象の調査のために利用することが可能です。

留意点

FSLogix Support Tool は、あくまで事象発生後に取得するツールであるため、調査にあたり大まかな状況などを把握するのに優れたツールではありますが、原因追及のためには、より詳細な、事象発生時の情報を別途取得する必要がございますため、その点につきましては予めご了承ください。

前提条件

FSLogix Support Tool をご利用になるには、以下の条件を満たす必要がございます。

  1. ログを採取する端末が接続可能であること
  2. ログを採取する端末にFSLogix がインストールされていること
  3. 事象発生後から2日以内にログを採取可能であること
    理由 : 既定ではログの保持期間が2日間であるためです。
    保持期間の変更については、後述の「ログの保持期間を延ばすには」をご参照ください。

具体的な情報採取手順

事象発生後に問題が発生している端末で以下の手順を実施してください。

  1. 以下のサイトより FSLogix Support Tool をダウンロード後、事象が発生している端末 (セッションホスト) に展開します。
    https://aka.ms/fslogix_support_tool
  2. 管理者権限でツール (Support Tool (1).exe) を実行します。
  3. [Gather Rule Files] にチェックをセットして、 [Gather FSLogix Content] をクリックします。
  4. 情報採取が開始します。情報採取完了後、エクスプローラーでログの保存先のフォルダが開きますので、そちらより .zip ファイルをコピーして、弊社お問い合わせ時にご提供ください。

ログの保持期間を延ばすには

FSLogix は既定で過去 2 日間のログを保持しているため、事象発生から2日以内にこのツールをご実施いただけますと幸いです。
この 2 日間というログの保持期間については、LogFileKeepingPeriod という設定にて変更が可能となります。以下手順になります。

  1. レジストリエディタを管理者権限で開きます。
  2. 以下のレジストリフォルダを開きます。
    HKLM\SOFTWARE\FSLogix\Logging
  3. レジストリを追加します。
    Value Name LogFileKeepingPeriod
    Type DWORD
    Data 保持したい日数

公開情報:
Logging settings and configuration
https://docs.microsoft.com/en-us/fslogix/logging-diagnostics-reference#logging-settings-and-configuration