大規模な PowerShell モジュールは Install-Module での導入がオススメです

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの中森です。 今回は PowerShell Gallery に公開される大規模なモジュールの導入には、オンラインでの Install-Module をオススメしている情報を、ご紹介いたします。 はじめにInstall-Module は PowerShell Gallery から、指定されたモジュールを検索、ダウンロード、インストールを行うコマンドレットです。PowerShell Gallery からモジュールをインストールするために必要な設定 は、別記事で紹介しております。 大規模なモジュールを Import-Module しようすると一例となりますが Microsoft より公開している PowerShell モジュールの Az モジュールや、 Microsoft.Graph モジ...

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転送の差異を実行すると進行状況が100%を超える事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームです。今回は転送の差異を実行すると進行状況が 100% を超える事象について記載させていただきます。 概要 Storage Migration Service では移行元サーバーから移行先サーバーへファイルを一度転送した後に、転送の差異という操作が可能です。 これは移行元サーバーで追加または更新されたファイルのみをコピーするための操作になります。 この操作を実行する際に、移行元サーバーの対象ドライブに新しいファイルが追加されていた場合、進行状況が 100% を超える事象が発生します。事象が発生した際の表示内容は以下の画像のとおりです。 原因 本事象は Storage Migration Service が追加されたファイルを含めて、進行状況の計算をしていないためになります。 対処...

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Windows Server 2019 や Windows Server 2022 でコマンド プロンプトが異常終了する問題

※ 本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。 Windows プラットフォーム サポート担当のロベルトです。 本記事では、Windows Server 2019 や Windows Server 2022 でコマンド プロンプト(以降 cmd.exe と記述します)が、異常終了する問題と回避方法ついてご紹介します。 事象 コンソール プログラムを繰り返し実行すると稀に conhost.exe が例外コード 0xC0000142 で異常終了し、それに伴い cmd.exe も異常終了するという問題が報告されております。 原因 1 つのバッチ ファイルなどのコンソール プログラムから並行して同時にコマンドを実行すると、複数の cmd.exe が起動します。これらの cmd.exe から同時に コンソール出力を行うと、 1 つの conhost.exe に対して、コ...

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OpenSSH for Windows のサポートについて

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの國重です。本記事では、最近お問い合わせいただくことの多い OpenSSH for Windows のサポートについてご紹介いたします。 Windows 10、Windows Server 2019 に OpenSSH for Windows をインストールされている方や、インストールを検討されている方もいらっしゃるかと思いますので、今後の運用にあたって本記事を参考していただけますと幸いでございます。 OpenSSH for Windows のサポートについてOpenSSH for Windows はオープン ソースとして GitHub 上に公開しており、オープン ソースのコミュニティ ベースで対応をさせていただいております。各ユーザー様から問題の報告、修正案の提案などのフィードバックを...

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ページング ファイルの設定を変更する方法

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの栗木です。本記事では、仮想メモリのサイズを決めるのに重要なページング ファイル(pagefile.sys)の設定を変更する方法をご紹介いたします。 ページング ファイルの設定は、GUI から変更するのが一般的ですが、reg コマンドで次のレジストリ値を直接変更することでも可能ですので GUI の設定に対応するコマンドを合わせて記載いたします。なお、こちらは OS が起動しているときの Path になります。 Path: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory ManagementKey: PagingFilesType: REG_MULTI_SZValue: (Drive lette...

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起動時刻とシャットダウン時刻

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームの栗木です。本記事では、システムのイベントログから OS の起動時刻やシャットダウン時刻を確認する方法をご紹介いたします。なお、OS の起動・シャットダウン時刻になりますので、実際に端末の電源ボタンを入れた時刻やシャットダウンが完了し、電源が落ちた時刻とは誤差があるのに加えて、正確には OS の起動時刻を示すイベントログが記録される前やシャットダウン時刻を示すイベントログが記録される後にも OS の処理はございます。 OS の起動・シャットダウン時刻を確認することにより、起動遅延やシャットダウン遅延の問題個所を絞り込める可能性がございます。例えば、端末の電源を入れた時刻と OS 起動時刻を比べて時間があいている場合は、その間の処理で時間がかかったと判断できたり、シャットダウン開始時刻とシャッ...

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タスク スケジューラで無期限に繰り返しを行うタスクを作成する際の注意点

※ 本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。 Windows プラットフォーム サポート担当のロベルトです。 本記事では、タスク スケジューラを用いて無期限に繰り返し実行が行われるタスクを作成される際の、注意点についてご紹介します。 タスク スケジューラのタスクにスケジュール実行のトリガーを設定する際には、繰り返し間隔を指定することが可能であり、その際には継続時間 (いつまで繰り返しを行うか)を指定します。 この継続時間には「無期限」(半永久的に繰り返しを行う)を指定することが可能ですが、この継続時間「無期限」は、トリガー設定の 毎日 / 毎週 / 毎月 の動作に影響し、いくつかご所望の動作とは異なる振る舞いにつながる可能性があります。 そのため、繰り返し実行を行うタスクの作成時には、以下の通りトリガー設定としては “毎日 / 毎週 / 毎月 + 繰...

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Azure 仮想マシン上の Windows Server で VSS イベント ID 22, 12292 が記録される

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームです。 本記事では、Azure 仮想マシンとして動作する Windows Server において、VSS イベント ID 22 と 12292 が記録される事象についてご紹介させていただきます。 概要Azure 仮想マシン上で動作する Windows Server において、アプリケーション イベントログに以下のように VSS ID 22 および 12292 が記録される場合があります。 ソース: VSS イベントID: 22 値: ボリューム シャドウ コピー サービス エラー: ボリューム シャドウ コピー サービスで必要な重要なコンポーネントが登録されていません。 Windows セットアップまたはシャドウ コピー プロバイダーのインストールでエラーが発生した可能性があり...

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Windows Server バックアップの完全バックアップ/増分バックアップについて

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの三浦です。本日は Windows Server バックアップの完全バックアップ/増分バックアップの概要や設定方法、意図せず完全/増分バックアップが実行されてしまうシナリオについて紹介させていただきます。 完全バックアップと増分バックアップの概要Windows Server バックアップでは、完全バックアップと増分バックアップによるバックアップをそれぞれサポートしております。完全バックアップでは、バックアップ対象のデータをすべて転送いたします。一方、増分バックアップでは、前回のバックアップから変更・追加のあったデータのみを転送しますので、完全バックアップと比較して、バックアップ処理の所要時間を低減することが可能です。 なお、実行したバックアップが完全/増分のどちらのバックアップであっ...

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リムーバブル ディスクのアクセス拒否ポリシーが有効にならない事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームです。本日は Windows Server 2016 以降のサーバーで確認されている、リムーバブル記憶域の監査のグループ ポリシー設定がされている環境で、リムーバブル ディスクのアクセス拒否ポリシーが有効にならない事象について紹介します。 概要「オブジェクトの監査 (リムーバブル記憶域の監査)」のグループ ポリシーの設定がされている環境で、リムーバブル ディスクのアクセス拒否ポリシーが有効にならない。 対象 OS・Windows Server 2016 version 1607 の 2018 年 5C 以降の全バージョン・Windows 10 version 1607 の 2018 年 5C 以降の全バージョン・Windows Server 2019、2022、Windows 11...

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