Microsoft Entra 参加の AVD セッション ホストの認証による接続不可事象と AVD の多要素認証に関して

こんにちは。Azure Virtual Desktop (AVD) サポートの村井です。 昨今、 Microsoft Entra 参加の AVD をご利用頂いているユーザーから “お使いの資格情報は機能しませんでした” といったメッセージでログオンに失敗する事象のお問い合わせを頂戴しております。そこで、本ブログでは、 Microsoft Entra 参加の AVD セッション ホストにログイン時のログオン失敗事象のトラブルシューティングと詳細な調査が必要になる際のご確認いただく設定等の情報をご案内いたします。 1. 接続不可事象に関して本ブログは、 Microsoft Entra 参加の AVD セッション ホスト接続時の場合を想定しております。正しいユーザー名とパスワードを入力したにもかかわらず、下記の添付画像のように接続不可の事象が発生した場合のトラブルシューティングになります。 ...

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スタートアップ時タスクの実行に失敗する問題について

本記事は、2018 年 9 月に公開された スタートアップ時タスクの実行に失敗する問題について を、アーカイブされたサイトから移管した記事となります。 こんにちは、Windows サポートチームの中森です。 今回は、タスク スケジューラにて “スタートアップ時” (システム起動時) のトリガーを登録しているタスクの実行が失敗する問題について、ご紹介いたします。 現象タスク スケジューラにて、”スタートアップ時” (システム起動時) のトリガーを登録しているタスクが複数登録されている場合、それらのタスクがランダムに実行失敗する場合があります。 事象発生時には、該当のタスクが実行されず、タスク スケジューラの履歴タブにエラー イベント ID: 101 が記録されます。またその際のエラー値は ERROR_LOGON_FAILURE (2147943726) となります。(タスク スケジュー...

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Active Directory の認証先の指定方法

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。Windows Commercial Support Directory Services チームです。 今回は、Active Directory の認証先を指定する方法をご案内します。Active Directory の認証先の指定方法は、Kerberos 認証と NTLM 認証で異なります。Kerberos 認証の場合はクライアントで設定し、NTLM 認証の場合はリソース サーバーで設定します。なお、何れも、認証先を恒久的に固定する方法ではありませんので、ご注意ください。 以下にそれぞれの指定方法をご案内いたします。 1. Kerberos 認証先の指定方法Kerberos 認証先の指定手順: クライアントにログオンし、コマンド プロンプトを管理者として実行します。 キャッシュされたドメイン コントローラーとのバイン...

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エラー "ライセンス サーバーがないため、リモート セッションは切断されました" について

こんにちは、Windows サポート チームの玉井です。リモート デスクトップ サービス環境をご利用いただいている環境で、適切に RD ライセンス サーバーを指定しているにも関わらず、クライアントからの接続時に以下メッセージが表示され、接続できない場合があります。 本エラーについては、RDS CAL に発行余力がない場合や、RD セッション ホスト サーバーとライセンス サーバー間で疎通が取れない場合に発生いたしますが、既知の不具合にて発生する場合があります。以下の確認項目をチェックし、設定に問題がない場合は、OS バージョンに応じて後述の修正プログラムの適用をご検討ください。 確認項目1. RDS CAL (ライセンス) に発行余力はありますか?ライセンス サーバーで [RD ライセンス マネージャー] を起動してください。RD ライセンス サーバーがアクティブ化されている事と、OS ...

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RDS CAL のサーバー間移行手順について

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。こんにちは、Windows Commercial Support User Experience チームの佐々木です。本投稿では、RDS CAL のサーバー間移行手順についてご案内させていただきます。 公開情報:リモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ラインセンス (RDS CAL) を移行するhttps://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/remote/remote-desktop-services/migrate-rds-cals シナリオ例以下の 3 つ移行のパターンに関してそれぞれ手順を説明します。 一台のライセンスサーバーに複数のライセンスパックをインストールしており、任意のライセンスパックを削除したい インストール済みのライセンスパックの割り当て数を変更し...

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Windows マルチセッション OS における Windows Search のインデックスについて

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフト Windows サポートチームです。 Windows OS では高速な検索を提供するため、Windows Search の機能が用意されております。Windows Search は検索のためのインデックスのデータベースを作成いたしますが、通常の Windows OS と、Azure Virtual Desktop (AVD) などで利用される複数ユーザーがログオン可能な Windows マルチセッション OS は、この検索インデックスの仕様に差異がございます。本記事では、AVD 環境を管理されている IT 管理者様などに向け、マルチセッション OS における Windows Search の制限事項、留意点について、ご紹介させていただきます。 対象 ...

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MSDTCを動作させるために必要な設定について

※ 本記事は弊社の Technet のサイトから移行した記事です。 いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 今回は、Web アプリケーションでもよく利用される MS DTC (Distributed Transaction Coordinator) を介した分散トランザクションを実行する際、MSDTC を動作させるために必要な構成や設定について案内します。 「MSDTC の設定をしてみたけど、うまく動かない」「アプリケーションを動かしたら、分散トランザクションが失敗したことを示すエラーが記録された」といったことがありましたら、下記の設定が正しくできているか、まずは確認してみてください。 MSDTC を介した分散トランザクションが正常に動作するには、以下の 5 つが必要になります。 MSDTC サ...

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フェールオーバー クラスターのイベント ID 1206 および 1207 の対応策

※ 本記事は弊社の Technet のサイトから移行した記事です。いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 本記事では弊社過去事例データベースからの情報を基に、Windows Server 2012 R2 を用いたフェールオーバー クラスター環境で以下のイベント ID 1206 が 24 時間毎に記録される場合の対処策について紹介します (同時にイベント ID 1207 が記録されることもあります)。 イベントの詳細: イベント ID 1206 ログの名前: System ソース: Microsoft-Windows-FailoverClustering イベント ID: 1206 タスクのカテゴリ: ネットワーク名リソース レベル: エラー 説明: クラスター ネットワー...

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RemoteApp の一般的な注意事項について

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームの玉井です。AVD および RDS の環境にて RemoteApp を構成いただくことができますが、そもそも RemoteApp とは何なのか、どのような留意点があるのかについてご紹介したいと思います。 RemoteApp とはセッションホスト上で動作するアプリケーションのウィンドウだけを接続元クライアント上に表示させるRemote Desktop 機能の一つです。接続元クライアントから直接ウィンドウを操作できるため、あたかもローカルのアプリケーションのように見えますが、実際には、セッションホストで動作しています。 RemoteApp の内部動作の概要につきましては、以下の弊社ブログのアーカイブに記載がございますため、こちらをご参照ください。 RemoteApp の動作について |...

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Windows Server 2022 における Imebroker.exe のアプリケーション エラー イベント

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 今回は Microsoft IME に関してよくあるお問い合わせについてご紹介させていただきます。 特定の OS において Microsoft IME のコンポーネントとなる Imebroker.exe が一時的に停止し、以下のようなアプリケーション エラーのイベントが記録される場合があります。 事象の発生条件本事象は以下の 3 つの条件にすべて該当する場合に発生することを確認しております。 Windows のバージョンが以下であること。Windows Server 2022 Microsoft IME 日本語入力を利用していること。 Active Directory Domain Services (ADDS) をインストールし、DC に昇格していること。 事象の概要本事象は日本語 Microsoft IME が日本...

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