DHCP フェールオーバー機能と DHCP の NAP 強制を併用する場合の注意点について

こんにちは、Windows Commercial Networking チームです。本記事では DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) サーバーと NAP (Network Access Protection) をご利用いただく際、NAP クライアントの検疫動作について制限となる動作をご報告致します。 概要DHCP サーバーにおいて、NAP 強制を構成する方法を下記サイトにて公開しております。 チェックリスト : DHCP の NAP 強制を構成する (https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc772356(v=ws.10).aspx) Windows Server 2012 以降、DHCP サーバーの冗長化を実現する方法として、DHCP フェールオーバーの機能が実装されました。 上記公開情報の...

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Windows Defender ファイアウォール規則の [ローカル プリンシパル] で “例外” のみ指定すると、その規則が動作しなくなる

こんにちは、Windows Commercial Networking チームです。 本記事では、Windows Defender ファイアウォール (旧Windows ファイアウォール)の規則で、[ローカル プリンシパル] タブ配下の設定を行った場合にご注意いただきたい動作についてご紹介します。この動作は Windows 8 / Windows Server 2012 以降投稿時点でサポート中のすべてのバージョンに共通します。 動作の概要についてWindows Defender ファイアウォールの規則では、[ローカル プリンシパル] というプロパティ項目があり、こちらを設定することで、特定のアカウントで実行されるアプリケーションやサービスのみに規則を適用する、または、規則を適用しないとの制御を行うことができます。 具体的には、これらの項目を設定すると、設定タブ中の [承認されているユーザ...

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DHCP サーバーで分割スコープを構成時、リースしていない IP アドレスが一時的にリースできなくなる事象について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの田村です。本稿では DHCP サーバーからリースしていない IP アドレスが一時的に確保される (リースできなくなる) 事象についてご説明いたします。 概要分割スコープによる DHPC サーバーの冗長構成で [DHCP OFFER メッセージの遅延時間] の設定を使用している場合、遅延を設定しているサーバーでリース要求に対して確保された IP アドレスがリースされなかった場合も 10 分間確保されたままになります。 対象 OSWindows Server 2008 R2Windows Server 2012Windows Server 2012 R2Windows Server 2016Windows Server 2019 詳細DHCP サーバーは DHCP OFFER を送信するタイミングで、IP アドレスをリース用に確保します。...

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3 月の更新プログラムを適用すると有線 LAN 利用時に問題が発生する (Windows Server 2008)

本記事は 2018 年 3 月 26 日に公開された記事を本ブログに移行した記事になります。 こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。 Windows Server 2008 で 2018 年 3 月 14 日公開の更新プログラム (KB4089229) を適用すると、有線 LAN 利用時において後述の問題が発生することが判明しましたので、本 Blog でご案内します。本問題は、以下の KB4089229 でも Known Issue として公開しています。 ・Description of the security update for the Windows Kernel vulnerabilities in Windows Server 2008: March 13, 2018 https://support.microsoft.com/en-us/help/408...

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Windows 10 バージョン 1903 以降の BITS 機能で「現在、アクティブなネットワーク接続はありません。」のエラーが発生する

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの田村です。 本記事では、Windows 10 バージョン 1903 以降の BITS (Background Intelligent Transfer Service) 機能で「現在、アクティブなネットワーク接続はありません。」のエラーが発生する事象について説明します。 事象Windows 10 バージョン 1903 以降の OS へのアップデートを行ったあと、BITS を利用するアプリケーションで「現在、アクティブなネットワーク接続はありません。」(エラーコード: 0x80200010) のエラーが発生する場合があります。例えば Windows Server Update Service (WSUS) と BranchCache による更新プログラムの配布では BITS が利用されますので、更新プログラムがダウンロードされないなどの...

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仮想マシンの通信速度遅延 - VMQ 無効化手順 -

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの田村です。 本記事では「仮想マシンと外部のマシンの通信速度が大幅に遅延する」「期待するスループットが出ない」といったお問い合わせに関する切り分けをご案内いたします。 VMQ についてVM の通信遅延の原因は様々ですが、ホストマシンの NIC に設定されている仮想マシンキュー (VMQ: Virtual Machine Queue) の機能を無効化することで大幅に通信速度が上がったり問題の改善が見られたという報告が、多数寄せられております。 VMQ 自体は、Hyper-V の仮想スイッチの機能の一部を NIC にオフロードして、通信のパフォーマンスを向上することを目的とした機能ですが、一部のハードウェアの組み合わせにおいてはこの機能が期待通りに動作せず、逆にパフォーマンスが劣化してしまうことがございます。予期しない通信の遅延にお悩みの方...

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サイズの大きいファイル・フォルダを見つける

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの栗木です。本記事では、サイズの大きいファイルやフォルダを見つける PowerShell スクリプトをご紹介します。ドライブの空き容量が枯渇した際に実行し、容量を取っているファイルやフォルダを確認するのに利用できます。紹介しているスクリプトは、管理者として起動した PowerShell で実行してください。 基本的に空き容量枯渇の原因としては、単純にファイル サイズの大きいファイルがあるまたは特定のフォルダの配下に大量のファイル(ログ ファイル等)があることが考えられますが、ファイル システムの管理領域による空き容量枯渇もございますので、その場合は、別の対処が必要になります。 適用対象の OS Windows 8.1 Windows 10 Windows Server 2012 Windows...

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連載 IPv6 入門 – 第三回 IPv6 の無効化方法

本記事は 2010 年 6 月 16 日に公開された記事を本ブログに移行した記事になります。 こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。 第三回の本稿では、IPv6 の無効化方法についてご紹介しますので、IPv6 が不要な場合にご参照下さい。 Windows Vista 以降の OS では、IPv6 がデフォルトで有効化されており、IPv4 より優先的に使用されるような実装となっています。 また、IPv6 には、以下の netsh コマンドの結果からわかるように、物理インタフェースに加えて仮想的なトンネルインタフェースが存在します。 <netsh interface ipv6 show interface 抜粋> IPv6 コンポーネントは、Windows Vista 以降、完全にアンインストールすることはできなくなっているため、 IPv6 の Loop...

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RPC サーバーを利用できません?

本記事は 2009 年 9 月 2 日に公開された記事を本ブログに移行した記事になります。 こんにちは。Windows プラットフォーム サポート担当の加山です。 ・ RPC サーバーを利用できません・ エンドポイント マッパーから使用できるエンドポイントはこれ以上ありません Windows のシステム管理者の方なら、一度はこのようなエラー メッセージを見たことがあるかも知れません。Active Directory の複製処理を GUI から実行した時とか・・・ ntdsutil コマンドで Active Directory の管理を行う時とか・・・ デバッグ ログの中にも・・・ 今日は管理者の皆様を悩ませている(かも知れない?)このエラーメッセージの意味と対処方法について解説していきます。 RPC とは?RPC とは Remote Procedure Call の略で、その...

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497 日以上連続稼動させたときに生じる問題について

本記事は 2013 年 8 月 12 日に公開された記事を本ブログに移行した記事になります。 こんにちは。Windows プラットフォームサポートの加山です。 今回はシステムの連続稼動日数が 497 日を超えた場合に生じる問題 (サポート技術情報 2553549) について取り上げます。 この問題は、閉じた環境などで、システムの定期的な再起動を実施していない環境で条件 (497 日連続稼働) を満たした場合に TCP/IP ネットワーク通信ができなくなってしまう問題です。 Windows Server 2008 R2 では、セキュリティ更新プログラム MS12-032 (KB 2688338) にこの問題に対する修正が含まれておりますが、Windows Server 2008 では、MS12-032 を適用していても個別に修正プログラムの適用が必要ですのでご注意ください。 ただし、セキ...

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