空き容量があるにもかかわらず容量不足のエラーによりファイル作成が失敗する事象について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの三浦です。本日は、USN ジャーナルの肥大化により、空き容量があるにもかかわらず、容量不足のエラーによりファイルの新規作成や更新が失敗する事象について紹介させていただきます。 概要空き容量があるにもかかわらず、容量不足のエラーによりファイルの新規作成などが失敗する事象が発生した場合、対象ボリュームの USN ジャーナルの仮想サイズが肥大化している可能性が想定されます。 USN ジャーナルは、ファイルやフォルダーに対する変更履歴を記録しているファイルであり、システム ボリュームでは、USN ジャーナルによる変更履歴の記録が既定で有効となっております。変更履歴の記録が有効であるボリュームでは、ボリューム内の既存ファイルの変更や新規ファイル等の書き込み等が行われる度に、本ファイルに変更履...

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GPO が適用されないときのトラブルシューティング手法と対処例

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。Windows Commercial Support Directory Services チームです。 最近、「ドメイン コントローラーで GPO を設定したが、クライアントに適用されない」というお問合せをよくいただいております。本ブログでは、GPO が適用されないときの、トラブルシューティングの手法と対処例をいくつかご紹介いたします。 gpresult レポートからエラーの状況を確認するGPO が適用されない場合、クライアントの gpresult をご確認いただくことで原因に素早く辿りつける場合がございます。適用先がコンピューターかユーザーかによって、gpresult の取得手順がやや異なります。 ・ コンピューター ポリシーの場合GPO が適用されないコンピューターに管理者権限を持つアカウントでログオンします。コマン...

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SR-IOV を有効にした仮想スイッチを仮想マシンに割り当てた際に Microsoft-Windows-Hyper-V-VmSwitch 警告イベント ID 119 が記録される

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートです。今回は SR-IOV を有効にした仮想スイッチを仮想マシンに割り当てた際に、Microsoft-Windows-Hyper-V-VmSwitch 警告イベント ID 119 が記録される事象についてご説明します。 事象Windows Server 2012 以降の Hyper-V 環境で、SR-IOV を有効にした仮想スイッチを仮想マシンに割り当てるとき、ネットワークアダプターで “MACアドレスのスプーフィングを有効にする” のチェックがオフでも、以下の Microsoft-Windows-Hyper-V-VmSwitch 警告イベント ID 119 が記録されることがあります。 ログの名前: Systemソース: Microsoft-Windows-Hyper-V-VmSwitchイベント ID: 119レベル: 警告説明...

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チーミングを構成したまま Sysprep を実行すると、マスターイメージにチーミング構成が残留する

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートです。今回は NIC チーミング (LBFO) を構成したまま Sysprep を実行した場合に、発生する可能性のある問題についてご説明いたします。 概要NIC チーミング (LBFO) を構成した環境で sysprep を実行すると、生成されたマスター イメージに NIC チーミングの構成が残る場合があります。現象が発生した場合、マスター イメージから起動した OS で、デバイス マネージャー上の物理 NIC に警告アイコンが表示され、[デバイスの状態] に次のエラーメッセージが記録されます。 1"このデバイスのクラス構成のセットアップをまだ処理しています。(コード56)" 現象発生 OS Windows Server 2019 原因NIC チーミング (LBFO) のメンバー NIC の情報が、sysprep...

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管理用テンプレートの更新

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。Windows Commercial Support Directory Services チームです。今回は管理用テンプレートについてご紹介します。 管理用テンプレートとは管理用テンプレートとは、グループ ポリシーの設定項目を定義したファイルです。グループ ポリシー管理エディター内の [管理用テンプレート] に表示される項目は、管理用テンプレートのファイルを参照した結果が表示されています。 Windows OS のグループ ポリシーを管理するためのテンプレートや、Office アプリケーションを管理するためのテンプレートなどがあり、アプリケーションやコンポーネントごとに提供されています。 管理用テンプレートには、以下の 2 つのファイルが提供され、これらをドメイン コントローラーに追加することで、グループ ポリシー管理エ...

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言語パックインストール時のご留意点

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームの浅野です。 突然印刷スプーラーが起動しなくなったという場合や、Windows の検索ボックスが動作しなくなるといった、OS 動作上の問題について、お問い合わせをいただくことがございます。実はこれらの問題が、言語パックのインストールにより生じる場合がございます。 そこで今回は、言語パックをインストールいただく際のご留意点についてご紹介します。 概要言語パックのインストール後に、以下のような問題が発生したとのお問い合わせをいただくことがございます。 印刷やプリンターの追加に失敗する。 タスクバー上の検索ボックスが動作しなくなる Azure VM にて、言語パックのインストール後、リモート デスクトップ接続に失敗する。 OS の設定画面などが、一部文字化けや、正常な表示とならない。 OS ...

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SCCM 環境で、プロファイルがポリシー設定に従って削除されないことがある

※本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。 Windows Commercial Support Directory Services チームの御厨です。 SCCM 環境固有の設定が原因で、以下のグループ ポリシーが設定することにより指定した日数以上利用していないユーザー プロファイルを削除するようにしているにも関わらず、当該ポリシーで設定した通りにプロファイルが削除されないという動作について紹介いたします。 [コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [システム] - [ユーザー プロファイル]“システム再起動時に指定した日数を経過しているユーザー プロファイルを削除する” まず、このポリシーの本来の動作としましては、特定の日数を指定した上で有効化すると、指定された日数以上利用されなかったプロファイルが、次回システム再起動時に削除されるよう...

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回復環境でのレジストリ編集方法

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの栗木です。本記事では、回復環境でレジストリを編集する方法についてご紹介いたします。通常では、OS 起動後にレジストリ エディタ (regedit) でレジストリを編集することが可能ですが、何らかの理由で OS が起動しなくなってしまった場合、環境ごとの調査や復旧方法の実施にあたっては、回復環境でレジストリ編集が必要になることがございます。OS が起動できない状況に陥ってしまった場合も、本記事の手順でレジストリを編集することができますので、お役立ていただけると幸いでございます。 適用対象の OS すべての Windows OS レジストリ編集手順Step 1. 回復環境を起動回復環境がインストールされている環境では、OSが起動できない事象が発生すると自動的に回復環境が起動する場合がございます...

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Windows11 のスタート メニューに表示されるフォルダーについて

Windows 11 のスタート メニューに表示されるショートカットのフォルダーについてこんにちは、Windows サポートチームの前田です。今回は、Windows 11 のスタート メニューに表示されるショートカットの上位フォルダーについて、Windows 10 からの変更点を紹介致します。 Windows OS では、以下のフォルダー配下に配置されているショートカット、フォルダーをスタートメニューに表示する動作がございます。 C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs Windows 10 では当該パスにフォルダーが配置され、その配下にショートカットが配置されている場合、ショートカットの個数に関わらず、フォルダーが表示される動作となっております。一方で、Windows 11 では、当該パス内のフォルダー配下にショート...

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Windows における前提 SSU の確認方法について

※本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 概要毎月の累積更新プログラムを適用する際に、前提のサービス スタック更新プログラム (SSU) の適用が必要な場合があります。 インターネットの Microsoft Update サイトに接続して Windows Update を実施する場合、自動的に最新の SSU を取得して適用する動作となるため、基本的には前提条件の SSU を意識することなく、更新プログラムを適用することが可能です。 また、WSUS 経由で更新プログラムの適用を行う場合、或いは手動で Microsoft Update カタログサイトから特定の更新プログラムを取得して適用する場合には、前提条件となる SSU を事前に確認する必要があるシナリオがございます。 その際に、公開情報から前提条件となる SSU を確認する方法を本記事にてご紹介いたします。 前提 SSU ...

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