こんにちは、日本マイクロソフト Windows プラットフォーム サポートの龍見です。
今回は OS 起動時に LBFO の NIC チーミング アダプターが起動に失敗する事象についてご説明します。
事象
OS 起動時に LBFO のメンバー NIC がリンクアップしているにもかかわらず、チーミング アダプターが初期化に失敗して起動できない事象が稀に発生することがあります。
本事象が発生すると、”ネットワーク接続” 画面でチーミング アダプターが「無効」と表示され、”ネットワーク接続” 画面から有効化しても「無効」状態から復旧しません。
Get-NetAdapter の実行結果では、メンバー NIC が Up 状態でリンク速度を表示している一方で、チーミング アダプターは Not Present 状態でリンク速度が “0 bps” と表示されます。
1 | PS C:\> Get-NetAdapter |
また、事象が発生すると、Microsoft-Windows-MsLbfoProvider/Operational イベントログでは、
“DriverEntry exiting, Status = 0” が記録された後、”Initializing TeamNic” 以降のイベントが記録されません。
正常時
1 | "Information" "[日付]" "Microsoft-Windows-MsLbfoEventProvider" "10" "DriverEntry exiting, Status = 0" |
事象発生時
1 | "Information" "[日付]" "Microsoft-Windows-MsLbfoEventProvider" "10" "DriverEntry exiting, Status = 0" |
原因
OS の起動時に、NdisImPlatform ドライバーのロードと NIC チーミング アダプターのデバイス追加処理が並行して実行されます。
これらの処理が開始されるタイミングによっては、ドライバーのロードが完了する前にデバイス追加処理が行われることがあります。
この場合、チーミングアダプターの初期化が失敗するため、本事象が発生します。
この事象は NdisImPlatform ドライバーのロード完了までに要する時間に依存して、稀に発生することがあります。
また、ブートログを有効にした環境では、NdisImPlatform ドライバーのロード完了までの時間が延びるため、事象が発生する可能性が少々高まります。
対処策
ブートログを有効にしている場合は、以下の手順でブートログを無効化することで本事象の発生を抑止することができます。
- “ファイル名を指定して実行” より msconfig を入力して OK を押下します。
- “ブート” タブを選択し、”ブートオプション” 内にある “ブートログ” のチェックを外します。
ブートログを無効にしている場合でも、事象が発生した際は以下のいずれかの方法で復旧してください。
(A) デバイスマネージャーから対象の NIC チーミング アダプターを一度無効化した後に再度有効化する
(B) OS を再起動する
特記事項
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