本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。
こんにちは、Windows プラット フォーム サポートです。
今回は Azure Virtual Desktop (AVD) をご利用のお客様向けに、お問い合わせガイダンスをご案内させていただきます。
Azure Virtual Desktop (AVD) は、クラウド上で実行されるデスクトップおよびアプリケーションの仮想化サービスです。
トラブルやお問い合わせが発生した場合には、どの観点での調査が必要かによって、お問い合わせ窓口が異なります。
本ガイダンスでは、お客様がお問い合わせ先に困ることのないよう、各技術エリアごとのサポート窓口について説明いたします。
1. お問い合わせ窓口について
Azure 基盤や AVD サービスにおいての多くは Azure 窓口での受付となりますが、Windows OS 観点や Windows OS 上の Office 製品、M365 に関するお問い合わせは窓口が異なってまいります。
大きく以下の 3 つに分かれておりますので、解決したい問題点に合わせてお問い合わせください。
また、お問い合わせ方法は代表的なものとなりますので、貴社でご利用のお問い合わせ方法に応じて、お電話やメールなどにてお問い合わせ願います。
- Azure 関連のお問い合わせ : Azure 管理ポータル
- M365 に関するお問い合わせ : Microsoft 365 管理センター
- Windows OS に関するお問い合わせ : Service Hub (Unified/Premier ご契約者様向け)
原因特定の調査について
Unified サポートを含む Premier サポートでは原因特定までが調査範囲となりますが、 Professional Support, Azure Basic, Azure Developer, Azure Standard, Azure Pro Direct ご契約、または Professional Support, Azure Basic, Azure Developer, Azure Standard, Azure Pro Direct ご契約のサポートレベルに準ずるサポート契約の場合には、原因特定までは行えません。
詳細は以下をご参照願います。
Azure サポート プランの比較 : https://azure.microsoft.com/ja-jp/support/plans
プロフェッショナル サポートの対応範囲 Q&A https://cssjpn.github.io/professional.html
#### 有償となる調査について Premier サポートをご利用のお客様にて Azure インシデントでのお問い合わせの場合、Azure 基盤や AVD 機能に関する技術支援に関しましては Azure インシデント数を消費、 Labor 未消費 となりますが、Windows OS や Office 製品等の Azure や AVD 範囲外のお問い合わせにつきましては、有償調査 (Labor 消費) となる場合がございます。 (詳細は後述の "2. お問い合わせ例" をご参照ください)
Premier ご契約のお客様は、貴社担当の CSAM (Customer Success Account Manager) にご確認いただくか、直接エンジニアからのご説明をさせていただくことも可能でございますので、判断に迷う場合には Azure インシデントもしくは M365 にてお問い合わせ願います。
また、調査対応範囲につきましては、以下も参考ください。
Azure IaaS における有償 Azure テクニカル サポートの対応範囲
一般法人向け Microsoft 365 サポート窓口のご紹介
2. お問い合わせ例
以下に、内容ごとのお問い合わせ先の例をご案内いたします。
ただし、あくまで例となりますため、内容によっては異なる場合や、複数のエリアにまたがった対応となる場合もございますので、判断に迷う場合には AVD (Azure) としてお問い合わせ願います。
凡例
〇 : 多くはこちらがお問い合わせ先となります。
△ : 事象によっていずれかがお問い合わせ先となります。判断に迷う場合には Azure にてお問い合わせください。
※ 下記画像はクリックにて大きく表示されます。
3. Citrix Cloud with AVD と VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure with AVD について
Microsoft 社のアーキテクチャのみで構成される AVD (Native AVD) の他に、Citrix 社および VMware 社の機能を利用した以下の AVD ソリューションがあります。
・ Citrix Cloud with AVD
・ VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure with AVD
これらは、Azure 上の VM を VDI (セッション ホスト) として利用することは変わりません。
ただし、Native AVD では、コントロール プレーンと呼ばれる Azure 上で管理されるコンポーネントによって、ユーザーからのセッション要求の処理やセッション情報管理が行われますが、Citrix Cloud with AVD および VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure with AVD では、それらの管理機構が Citrix 社および VMware 社の機能にて実現されています。
※ コントロール プレーンの機能は、以下 URL の “Microsoft によって管理されるコンポーネント” に該当するものです。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/architecture/example-scenario/wvd/windows-virtual-desktop?context=%2Fazure%2Fvirtual-desktop%2Fcontext%2Fcontext#components-that-microsoft-manages
そのため、Citrix Cloud with AVD もしくは VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure with AVD の環境にて以下のような障害が発生した場合、Citrix 社もしくは VMware 社にて障害状況の判断を実施いただく必要がございます。
・ AVD に接続できない。
・ AVD のセッションが確認できない
・ AVD 接続に時間がかかる
・ 不定期に切断される
・ AVD 接続後の応答が悪い
これは、セッション管理に関わる部分の影響で発生している可能性が高いため、まずは各社の機能や動作に問題がないかを切り分けていただく必要があるためとなります。
調査の結果、Azure もしくは OS の被疑となった場合には、その対象コンポーネントを問合せ時に指定の上で弊社にお問い合わせ頂ければ幸いでございます。
なお弊社には上記サード パーティ製品に関する情報は持ち合わせていませんため、各社製品がインストールするフィルター ドライバ―等の影響については弊社製品の調査で採取するログでは判断ができかねます。
そのため、お問合せ内容によっては各サード パーティ製品の追加の切り分けもご報告内容に含まれる可能性があります点をご承知ください。
4. 更新履歴 - Update History
- 2021/01/14 : 本 Blog の公開
- 2021/04/16 : 全面改訂
- 2021/06/17 : WVD の名称が AVD に変更
- 2022/09/27 : “Citrix Cloud with AVD と VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure with AVD について” 追加
- 2026/04/22 : 内容一部改訂