Windows Server 2012 以降でのデフラグ処理とスラブ統合の動作について

※ 本記事は弊社の Technet から移行した記事です。いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 ■ デフラグ処理とは? デフラグ処理は、ハード ディスクに保存されたデータの配置を整理し、最適化を行うことを指します。最適化を行うと、より効率的にファイルの作成やファイルへのアクセスができるようになります。 最近では仮想技術が進歩し、シン プロビジョニング対応ディスク (仮想プロビジョニング対応ディスク) が普及してきました。シン プロビジョニング対応ディスクでは、必要な量の記憶域が必要なタイミングでストレージから割り当てられる動作をとるため、従来のデフラグ処理を行う必要がありません。一方で、ストレージから記憶域を割り当てられる記憶域を効率的に利用するために、スラブ統合という概念が生まれました。 ...

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vssadmin コマンドでシャドウ コピーが削除できない場合の対処方法について

※ 本記事は弊社の Technet から移行した記事です。いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 最近、ローカル ドライブに保存されているシャドウ コピーのデータを削除したいが行えないというお問い合わせをいただきました。実は、シャドウコピーにはいくつかの種類があり、特定のシャドウ コピーに対しては特定のツールを使わないと削除できない場合があります。いただいたお問い合わせの現象や背景を踏まえて解説します。 現象Windows Server OS にて、ローカル ドライブにバックアップデータを保管している。共有フォルダへのバックアップとは異なり、複数のバージョンのバックアップ データが保管されていることを確認した。空き領域の確保のため古いシャドウ コピーを vssadmin delete shadows ...

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wbadmin delete backup コマンドでバックアップ フォルダーが消える

※ 本記事は弊社の Technet から移行した記事です。いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 皆さん、下記のような運用シナリオを検討したことはありませんか。 Windows Server バックアップを使用し、過去 2 世代分以上のバックアップを保持している状態で、バックアップデータを保存しているディスクの空き容量を増やしたい。 最新世代のバックアップのみ残し、古い世代のバックアップをすべて削除したい。 上記のような運用シナリオの場合、条件次第でバックアップデータがすべて消失し、リストアができなくなる可能性があります。これからご紹介する現象の詳細及び対処方法を参考にしていただければ幸いです。 現象について オプション keepversions:1 と -backupTarget...

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VSS Writer がすべて消失する事象について

※ 本記事は弊社の Technet から移行した記事です。いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 弊社では、Windows Server バックアップでのバックアップ取得に失敗するというお問い合わせを多くいただいております。原因は様々ございますが、今回のブログではVSS Writer が全て消失してしまうことによりバックアップが取得できない、という事例についてご紹介したいと思います。もし、お客様の環境で Windows Server バックアップによるバックアップが取得できない事象が発生している場合は、この事例に合致するかご確認ください。合致する場合は比較的容易に改善が可能ですので、対処方法をお試しください。 VSS Writer とは?VSS Writer とは、ボリューム シャドウ コピー サービス (V...

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VSS System Writerが表示されずバックアップに失敗する

※ 本記事は弊社の Technet から移行した記事です。いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 現象Windows Server で、System State のバックアップを行うとバックアップに失敗する。vssadmin list writers コマンドにて VSS ライタの状況を確認すると”System Writer” が表示されていない。“System Writer” が表示されない現象は、以下の要因があげられます。 主な要因について ファイルのアクセス権が何らかの理由で失われている場合 ライターをホストするプロセス、または、COM+ Event System サービスが稼動していない場合 サービスのセキュリティ権限が何らかの理由で失われている場合 VSS ...

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Windows Server 2016 への Hyper-V 仮想マシンの移行について

※ 本記事は弊社の Technet から移行した記事です。いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。サーバーのOSをアップグレードする際、 Hyper-V 上に構成された仮想マシンも新しい OS に移行する必要がありますが、どのように移行すればよいか困ったことはありませんか?今回はよくあるお問い合わせの一つとして、 Windows Server 2016 の Hyper-V へ仮想マシンを移行する手順についてご紹介いたします。 Windwos Server 2016 では Hyper-V の構成バージョンとして 5.0 以降をサポートしています。構成バージョン 5.0 以降となるホスト OS は、 Windows Server 2012 R2 以降となります。そのため移行元の仮想マシンを作成された環境によって、...

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クラスター環境で発生するイベント ID 1230 の調査方法

※ 本記事は弊社の Technet から移行した記事です。いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。本日は、クラスター環境で発生するイベント ID 1230 (ソース:Microsoft-Windows-FailoverClustering) についてご紹介します。 イベント ID 1230 クラスターではリソースに対する操作 (正常性チェック LooksAlive, IsAlive など) で応答が無い場合に、リソースの応答を待ち続けることでクラスターの動作が停止することを防ぐためにタイムアウト値 DeadlockTimeout が設けられています。 リソースの操作が DeadlockTimeout 値を超えて完了しないとタイムアウトが発生しイベント ID 1230 が記録されます。 調査方法...

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イベント ID 1135 の対処法について

※ 本記事は弊社の Technet から移行した記事です。いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 本日は、弊社に比較的多くお問い合わせをいただくマルチサイト クラスター環境で記録されるイベント ID 1135 について対処策を紹介します。 イベント ID 1135 イベント ID 1135 はクラスター ノード間のハートビート通信がすべてのネットワークで失敗し、クラスターを構成するノードがクラスターから除外されたことを示すイベントです。 ハートビート通信はクラスター ノード間で定期的 (既定で 1 秒毎) にパケットの送受信が行われ、一定の期間パケットが届かないと失敗と判断されます。 通常、シングルサイト クラスター環境ではクラスターで使用されるネットワークが複数構成されているため、一つのネット...

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Hyper-V レプリカと Windows Server バックアップの併用について

※ 本記事は弊社の Technet から移行した記事です。いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 今回は、Hyper-V レプリカと Windows Server バックアップを併用する際に、レプリケーションが停止する事象についてご案内させていただきます。 ■レプリケーションとは?コンピュータやソフトウェアの管理するデータと同じ内容のレプリカ(複製)を作成することです。ホストサーバのデータ情報と作成したレプリカの内容を定期的に同期するため、万が一ホストサーバに障害が発生した場合でも、作成したレプリカからシステムを稼働し続けることができます。そのため、レプリケーションを行うことでシステムの高可用性を高めることにつながります。 ■Hyper-V レプリカとは?Hyper -V レプリカは、 Windows...

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クラスター環境での認証情報不一致によるOS復旧作業

※ 本記事は弊社の Technet から移行した記事です。いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。日本マイクロソフトの Windows サポートチームです。 今回のブログでは、クラスター環境でノードとドメイン コントローラー (DC) が持つ認証の情報が合わなくなってしまった場合に、OS として復旧が必要な作業についてご紹介します。 このような状態が発生するのは、チェックポイント (旧スナップショット) の適用や過去に取得したバックアップからリストアなど、クラスター ノードや DC が過去もしくは別の時刻の状態になるような操作を行った場合あるいはノードをしばらくシャットダウンしていた場合などです。 また、今回対象とするのは、ドメインの変更を伴わない作業です。バックアップを取得した環境と、リストアをした環境が別のドメイン環境である場合は、この作業ではクラスタ...

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