Windows 10、Windows Server 2016 及び 2019 における、タスク スケジューラのタスクが開始されない問題について

本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの長尾です。今回は、Windows 10 バージョン 1607 以降、及び、Windows Server 2016 以降で発生する、タスク スケジューラのタスクが開始されない問題についてご紹介します。 ■ 事象OS 起動後、一定期間経過すると、以下のようなタスクが開始されないという問題が報告されています。 ログオン時に遅延して開始するタスク以下のように、「タスクの開始」が「ログオン時」、かつ、「遅延時間を指定する」にチェックがついているタスクが該当します。 繰り返し実行されるタスク以下のように、「毎日」、「毎週」、「毎月」のいずれかが選択されており、「繰り返し間隔」にチェックがついているタスクが該当します。開始時刻 (以下の場合は、2021/03/02 0:00:00) に一...

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個人用 ホストプールでユーザーの UPN Prefix が変更された場合の動作とサポートに関して

本ページは、WVD から AVD への名称変更に伴い、以下のページに移動しました。 https://jpwinsup.github.io/blog/2021/03/12/RemoteDesktopService/AVD/avd-rename-upn-on-personal-hostpool/ [Windows Virtual Desktop (WVD) 名称変更のお知らせ]2021/6/7 (月) (米国現地日時) より、Windows Virtual Desktop (WVD) は Azure Virtual Desktop (AVD) へ名称が変更となりました。 公式アナウンス:https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/azure-virtual-desktop-the-desktop-and-app-virtualization-platform-...

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個人用 ホストプールでユーザーの UPN Prefix が変更された場合の動作とサポートに関して

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの玉井です。今回は、Azure Virtual Desktop (AVD) で、個人用 ホストプールでユーザーの UPN Prefix が変更された場合の動作とサポートに関してご案内いたします。 概要UPN (User Principal Name) は、user01@contoso.com のように、登録ユーザーのアカウント名の後に、所属ドメイン名を@を挟んで連結したものとなります。お客様の運用によっては、ユーザー名 user01 にあたる部分(UPN Prefix 部分)を変更することがあるかと存じます。AVD の 個人用 ホストプールでは、UPN Prefix を変更し、セッションホストに紐づいたユーザー名を変更するシナリオはサポートされております。 詳細AVD では、AAD...

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ドメイン コントローラーの強制降格時に "DFS Replication アクセスが拒否されました" と表示される問題

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポート チームの赤嶺です。本記事では、ドメイン コントローラーの強制降格時に “DFS Replication: アクセスが拒否されました” と表示される事象の対処策についてご紹介いたします。 概要通常、ドメイン コントローラーを撤去する際は、”通常降格” と呼ばれる作業を実施し、ドメイン コントローラーとしての役割を削除します。この時、降格するドメイン コントローラーは、残りのドメイン コントローラーと通信し、自身がドメイン コントローラーであることを示す情報を削除した上で、降格処理が実施されます。 もしこの通常降格の際に何らかのエラーが発生し、降格処理に失敗する場合は、”強制降格” と呼ばれる作業を実施することにより、エラーを無視して一方的にドメイン コントローラーから降格させることができます。本来で...

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S2D の Switchless ネットワークを利用する際の考慮事項について

こんにちは。Windows Commercial Storage & High Availability チーム です。今回は Windows Failover Clustering Service (WSFC) の Storage Space Direct (S2D) の Switchless ネットワーク構成において、ライブマイグレーション (LM) を利用する際の考慮事項についてについてご紹介します。   そもそも Switchless ネットワーク とは?Switchless ネットワークは、スイッチを使用せずに、ノード間を直接ネットワークで相互接続する構成です。各ノードを他のすべてのノードと直接接続する必要があります。 図. Switchless Network // S2D の Network 基本要件Storage Spaces Direct Hardware R...

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Windows 10 version 2004 からの新しい Microsoft IME (Input Method Editor) について

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。こんにちは、マイクロソフト Windows サポートの 神田 です。 Windows 10 version 2004 からの新しい Microsoft IME (Input Method Editor) について、設定画面が変更された点、および以前の Microsoft IMEから省略された機能について紹介します。 ■ 新しい Microsoft IME の設定画面についてWindows 10 は、初期バージョン (バージョン 1507、Threshold 1、などとも呼ばれます) から、デスクトップ用、ラップトップ用のコンピューター向けインターフェースと、タブレット、スマートフォン向けのインターフェースとの共存を試みています。Windows 10 version 2004 においては Microsoft IME の機能も大きく更新...

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Windows Server 2019 の Hyper-V クラスター環境のメンテナンス操作時の注意事項

いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。 Windows プラットフォームサポートの石田です。 今回は Windows Server 2019 にて Hyper-V クラスターを構成している環境でのメンテナンス時の注意点についてご案内させていただきます。 特に、クラスターの共有ボリューム (CSV) の所有者ノードに対して更新プログラムの適用や定期メンテナンスなど OS の再起動やクラスターサービスの再起動などを行われる際には、予め本記事でご紹介させていただいております対応を実施していないと、その CSV 上で動作している仮想マシンが予期せず再起動してしまう場合がございますのでご注意ください。 対象:Windows Server 2019 にて Hyper-V クラスターを構成し、仮想マシンの記憶域に CSV を設定されている環境 事象:CSV 所有者ノードのクラスタ...

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ブルースクリーンの強制実行

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの栗木です。本記事では、ブルースクリーン(Blue Screen of Death、BSoD)を強制的に発生させる方法ついてをご紹介いたします。本記事の方法を用いて、システムがフリーズした際の原因調査で必要なメモリ ダンプの取得やメモリ ダンプ出力設定をした後にメモリ ダンプが正常に作成されるかテストができます。 適用対象の OS すべての Windows OS 概要ブルースクリーンを強制的に発生させるには、物理環境では、NMI (Non-Maskable Interrupt) スイッチまたはキーボード操作の2つの方法があります。多くの物理サーバーでは、NMI スイッチを搭載しておりますが、NMI スイッチが搭載されていないサーバーや PC をお使いの場合は、キーボード操作より実施してくださ...

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完全メモリ ダンプの出力設定

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの栗木です。本記事では、Blue Screen of Death (BSOD、ブルースクリーン) の原因調査に有効な完全メモリ ダンプの出力設定についてご紹介いたします。 適用対象の OS すべての Windows OS メモリ ダンプの概要Windows には、ブルースクリーン発生時のメモリの状態を Memory.dmp ファイルとして保存できる機能がございます。メモリ ダンプを取得することで、ブルースクリーン発生時のオペレーティング システムのメモリの状態や行われていた処理などの詳細を確認でき、ブルースクリーンの原因調査を行うことができます。 完全メモリ ダンプの出力設定メモリ ダンプの設定は、GUI から設定ができます。メモリ ダンプ作成時には、メモリの状態が pagefile.sys...

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プロセス ダンプの出力設定(クラッシュ)

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。 こんにちは、Windows サポートチームの栗木です。本記事では、プロセスがクラッシュした際の原因調査に有効なプロセス ダンプの出力設定についてご紹介いたします。 適用対象の OS すべての Windows OS プロセス ダンプの概要Windows OS には、プロセス クラッシュ発生時のメモリの状態を メモリ ダンプ ファイル (.dmp)として自動保存できる機能がございます。メモリ ダンプを取得することで、プロセスが実行していた処理などの詳細を確認でき、プロセス クラッシュの原因調査を行うことができます。デフォルトでは、無効になっている機能になりますので、レジストリを変更し、有効化する必要があります。 なお、プロセス クラッシュ発生時には、アプリケーションのイベントログに、レベル:エラー、ソース:Application Err...

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