※ 本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。
みなさま、こんにちは。Windows サポート チームです。
本記事では Windows Server OSにおける自動修復およびインプレース アップグレードによる修復の方法を紹介します。
Windows Server OS ではなく、Windows 11 などの Windows クライアント OS をご利用の場合は、下記の記事をご覧ください。
なお、各手順をご実施前に、念のため各種データのバックアップをご実施いただくことをお勧めいたします。
目次
0. 全体の流れ
1. 事前準備
2. 自動修復を実施します。
2-1.以下の公開情報の手順に従い、管理者権限で以下 2 つの自動修復コマンドを実行します。
2-2.実行結果を確認します。
3. 更新プログラムの再適用
4. インプレース アップグレードによる修復
4-1 インプレース アップグレードの事前確認
4-1-1. ISO を利用したインプレース アップグレード手順
4-1-2. Azure 環境でインプレース アップグレードする手順
5. 再構築について
0. 全体の流れ

1. 事前準備
Windows Server 2025 以降: インターネット上の Windows Update に接続できるよう、以下のグループポリシーを一時的に設定します。
- [コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [システム] - [オプション コンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定する] : [無効] または [未構成]
Windows Server 2022 以前: インターネット上の Windows Update に接続できるよう、以下 3 つのグループポリシーを一時的に設定します。
[コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [システム] - [オプション コンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定する] : [有効]
項目 [Windows Server Update Service (WSUS) の代わりに、Windows Update から修復コンテンツとオプションの機能を直接ダウンロードする] にチェック追加[コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [Windows コンポーネント] - [Windows Update] - [インターネット上の Windows Update に接続しない] : [無効] または [未構成]
[コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [システム] - [インターネット通信の管理] - [インターネット通信の設定] - [Windows Update のすべての機能へのアクセスをオフにする] : [無効] または [未構成]
2. 自動修復を実施します。
2-1.以下の公開情報の手順に従い、管理者権限で以下 2 つの自動修復コマンドを実行します。
- DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
- sfc /scannow
タイトル: システム ファイル チェッカー ツールを使用して不足または破損しているシステム ファイルを修復する
URL: https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/79aa86cb-ca52-166a-92a3-966e85d4094e
2-2.実行結果を確認します。
コマンドが正常に完了した場合:3 へ
コマンドがエラーで終了した場合:4 へ
3. 更新プログラムの再適用
正常に適用できた場合: 作業終了
適用できなかった場合: 4 へ
4. インプレース アップグレードによる修復
4-1 インプレース アップグレードの事前確認
サーバーにインストールしている役割と機能によっては、インプレース アップグレードがサポートされない場合はあるため、以下のページに “Upgradeable in-place ?” が Yes である環境構成になっているか、確認します。
※ 各項目に該当するか確認するのに工数を要する見込みですので、より早急にに解決したい場合は、OS の再構築をご検討ください。
タイトル: Upgrade and migrate roles and features in Windows Server
URL: https://learn.microsoft.com/en-us/windows-server/get-started/upgrade-migrate-roles-features
インプレース アップグレードがサポートされる OS であることを確認します。
オンプレミス環境の場合:4-1-1へ
Azure Edition でない Azure 環境の場合:4-1-2へ
Azure Edition 環境の場合: 5へ
4-1-1. ISO を利用したインプレース アップグレード手順
- ご利用の Windows と同じバージョンの OS イメージ (ISO ファイルでも DVD や USB 等の物理メディアでも可) を用意します。
ISO ファイルの入手方法につきましては、補足情報 をご参考ください。 - 対象となるマシンへ OS イメージをマウントします。
- OS イメージ内の setup.exe を実行します。
- 「セットアップ」の画面が立ち上がりますので、画面にしたがって進めていきます。
- 「インストール準備完了」という画面で、ユーザー情報およびアプリケーションが引き継がれる形となっているかを確認します。
- 引き継がれる設定となっている場合は「インストール」を選択し、インプレース アップグレードを進めます。
- インプレース アップグレードの完了を待ちます。処理中は複数回の OS 再起動が発生します。
4-1-2. Azure 環境でインプレース アップグレードする手順
以下の公開情報を参考し、Azure 環境でインプレース アップグレードを実施します。
タイトル: In-place upgrade for VMs running Windows Server in Azure
URL: https://learn.microsoft.com/en-us/azure/virtual-machines/windows-in-place-upgrade
上記の操作手順に不明点があり、サポートを受ける場合は、以下のブログ情報を参考し、お問い合わせを発行できます。
タイトル:お問い合わせの発行方法について
URL: https://jpaztech.github.io/blog/information/How-to-inquiry-to-the-Azure-Support/
5. 再構築について
Azure Edtion に該当する場合、インプレース アップグレードはサポートされていないため、再構築する必要があります。
また、前述したインプレース アップグレードを実施しても事象が解消しなかった場合も、再構築することをお勧めいたします。
今すぐ再構築することが難しい、もしくは再構築を実施する前に、手動での修復を試したい、という場合は、以下のブログ記事を参考し、手動による修復をお試しいただけます。
[補足情報] インプレース アップグレードに使用する ISO メディアの入手方法
ボリュームライセンス(VLSC)契約をお持ちの場合は、ご契約のアカウントにて Microsoft 365 管理センターより入手ください。
入手方法についてご不明な点がありましたら、以下 VLSC 窓口にご相談ください。
1 | ■ VLSC 窓口情報 |
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