※ 本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。
事象の内容
ISO メディアを用いて Windows 11 バージョン 24H2 または 25H2 へアップグレードを実行する際に、動的更新 (Dynamic Update) が無効または実行されない環境では、セットアップ処理中に 0x8007042B - 0x2000D のエラーでアップグレードに失敗する場合があります。
本ブログでは、この事象の特徴と対処方法についてご説明します。
事象発生の確認方法
C:$WINDOWS.~BT\Sources\Panther\setupact.log にて以下のようなログが出力されている場合、該当している可能性があります。
2025-01-01 00:00:00, Info MIG V2VArbitrate: Source migration unit\<ファイル名称> (CCSIAgent) is not supported on the destination machine and it will not be restored 2025-01-01 00:00:00, Error MIG V2VArbitrate: Source migration unit is critical, arbitration will fail[gle=0x000000cb] 2025-01-01 00:00:00, Error V2V Arbitration failed. Last error: 0x00000032[gle=0x00000032]
原因
アップグレード処理の過程で、アップグレード前の起動中の環境と ISO メディアに含まれる <ファイル名称> のマニフェストの整合性を確認します。
この際に、ISO メディアに含まれる <ファイル名称> のマニュフェストの方が古い場合、マニュフェスト バージョンの不整合として事象が発生します。
対処方法
対処方法には以下の 2 種類があります。
(a) インターネットに接続可能な環境で、動的更新 (Dynamic Update) を有効にした状態でアップグレードします
>setup /auto upgrade /dynamicupdate Enable
(b) 最新の品質更新プログラムを組みこんだ ISO メディアでアップグレードします
過去の同事象のご紹介
1) Microsoft-Windows-Pcrpf マニフェストの場合
2025 年 7 月 D リリース (KB5062660) 以降の更新プログラムで Microsoft-Windows-Pcrpf マニフェストが追加され、
Windows 11 24H2 から Windows 11 24H2 へのインプレースアップグレード時に事象が発生します。
詳細な対処方法
(a) インターネットに接続可能な環境で、動的更新 (Dynamic Update) を有効にした状態でアップグレードします
>setup /auto upgrade /dynamicupdate Enable
(b) 2025 年 7 月 D リリース (KB5062660) 以降の更新プログラムを適用した ISO メディアでアップグレードします
2) Microsoft-Windows-TPM-Driver-WMI マニフェストの場合
2025 年 11 月 D リリース (KB5070311) 以降の更新プログラムで Microsoft-Windows-TPM-Driver-WMI マニフェストが更新され、アップグレード時に事象が発生します。
詳細な対処方法
(a) インターネットに接続可能な環境で、動的更新 (Dynamic Update) を有効にした状態でアップグレードします
>setup /auto upgrade /dynamicupdate Enable
(b) 2025 年 11 月 D リリース (KB5070311) 以降の更新プログラムを適用した ISO メディアでアップグレードします
[特記事項]
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