こんにちは、Windows プラットフォーム サポートです。
今回は Windows 11 version 24H2 以降では、宛先 IP アドレスを指定して SMBv1 (TCP 139 番ポート) アクセスができなくなっている事象についてご説明します。
事象
Windows 11 version 24H2 以降で TCP 139 番ポートの SMBv1 を利用する環境の場合、 \\宛先IPアドレス\共有名 のように宛先を指定すると共有フォルダにアクセスできません。
対象 OS
- Windows 11 version 24H2
- Windows 11 version 25H2
- Windows Server 2025
原因
Windows 11 version 24H2 以降の 動作変更により、\\宛先IPアドレス\共有名 でアクセスする場合には、TCP 139 番ポートでの SMBv1 アクセスを試行しなくなっています。
回避策
\\宛先コンピューター名\共有名 を指定してアクセスする場合、TCP 139 番ポートでの SMBv1 アクセスが可能です。
対処策
SMBv1 は非推奨のプロトコルですので、TCP 445 番ポートでの SMBv2 以降の利用を推奨します。
Stop using SMB1 | Microsoft Community Hub
更新履歴
- 2025/12/05 : 本 Blog の公開
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