Azure Virtual Desktop のホスト プール リダイレクトの既定値が変更されます

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本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。
こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの亀井です。

このブログでは、Azure Virtual Desktop(AVD)のホスト プールにおけるリダイレクト機能の既定値が変更されることについて、
公式ブログの内容を翻訳します。

翻訳元:
Host pool redirection defaults changing in Azure Virtual Desktop - Azure Virtual Desktop Blog


Azure Virtual Desktop のホスト プール リダイレクトの既定値が変更されます

概要

2025 年 4 月 29 日より、Microsoft Secure Future Initiative (SFI) の一環として、AVD の新規ホスト プールでは、
以下のリダイレクト機能が既定で無効化されます。

  • クリップボード リダイレクト
  • プリンター リダイレクト
  • USB リダイレクト
  • ドライブ リダイレクト

この変更により、データの持ち出しやマルウェアの侵入リスクが低減され、より安全な環境が標準で提供されます。

IT 管理者は、必要に応じて次の方法でリダイレクトを有効化できます。

  • Azure ポータルのホスト プール Remote Desktop Protocol (RDP) プロパティ
  • Microsoft Intune
  • グループ ポリシー

変更のタイムライン

このリダイレクト既定値の変更は近日中に適用されます。
IT 管理者向けに、Azure ポータルの「ホスト プールの作成」画面に通知バナーが表示され、
新しい既定値と、ホスト プール作成後に RDP プロパティを変更して上書きする方法のドキュメント リンクが案内されます。

※既存のホスト プールには自動的な変更は加えられませんが、不要なリダイレクトは無効化することでセキュリティ強化を推奨します。
設定変更方法は RDP プロパティのデバイス リダイレクト セクションのドキュメントをご参照ください。


既定値の上書き方法

IT 管理者は、Azureポータルのホストプール RDP プロパティのデバイス リダイレクト項目から、必要なリダイレクトを有効化できます。

RDP プロパティの設定方法や、Microsoft Intune、グループ ポリシーを使った方法については、
各リダイレクト設定のドキュメントをご参照ください。

※ Azure ポータルの RDP プロパティ設定は、Microsoft Intune やグループ ポリシーの設定よりも優先されます。