本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。
こんにちは、Windows Commercial Support User Experience チームの 廣瀬 です。
本記事では、 AVD や Windows 365 環境なども含めて MacBook から RDP 接続した際にキーボードのレイアウトが意図した動作にならない事象の対処策についてご案内させていただきます。
事象
MacBook からリモートデスクトップ接続をするシナリオにおいて
以下の事象が発生する旨お問い合わせをいただくことがございます。
日本語配列のキーボードを用いているのに、意図したキーボード レイアウトにならない。
例:Shift + 2 を同時に押下した場合
・事象:@(アットマーク)が入力される。
・期待される動作:”(ダブルクォーテーション)が入力される。
本事象は、MacBook などから Windows 365 や Azure Virtual Desktop などに対してリモートデスクトップ接続を行うシナリオにおいて発生する可能性がございます。
対処策
本件について現在調査中でございます。
以下の対処策を実施することで本事象については回避可能でございますので、必要に応じて実施いただけますと幸いでございます。
- 接続先の端末に接続し、レジストリ エディタを管理者権限で起動します。
- 以下のレジストリキーに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layouts\00000411 - Layout File レジストリの値を以下の値に変更します。
変更前:KBDJPN.DLL変更後:KBD106.DLL
- 一度ユーザーをサインアウトさせ、新規接続を行い、事象が解消されることを確認します。