Windows Server 2025 日本語環境においてサーバーマネージャー上で "リモート SSH アクセス" の有効化に失敗する事象

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本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。


いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
日本マイクロソフト Windows サポートチームです。

今回は、Windows Server 2025 日本語環境にてサーバーマネージャー上で “リモート SSH アクセス” の有効化に失敗する事象についてご案内いたします。
この記事では、本問題の概要と対処策について説明いたします。

対象 OS

Windows Server 2025 日本語環境

概要

“サーバーマネージャー上で表示されている “リモートSSH接続:無効” における “無効” のリンクをクリックすることで、OpenSSH サービスを有効化するための PowerShell コマンドが実行されますが、日本語環境ではコマンドで指定している
オプションの文字列に一部問題があることにより、以下画面のようにエラーメッセージが表示されて本機能を有効化することが出来ない問題が発生いたします。

本事象に関しましては、現在弊社にて対応を検討中の状況でございますが、直接 PowerShell でコマンドを実行することで OpenSSH サービスの設定 (有効、無効) を切り替えることが可能でございますので、下記の対処策の実施をご検討いただけますと幸いです。

Windows Server 2025 日本語環境においてサーバーマネージャー上で "リモート SSH アクセス" を押下した際に表示されるエラーメッセージ

対処策

以下の PowerShell コマンドを管理者権限で実行することで OpenSSH サービスの有効化が可能です。

OpenSSH サービスの有効化

Set-Service -Name sshd -StartupType Automatic -Status running

※一度実行することで、再起動後も有効となります。

以下の PowerShell コマンドを管理者権限で実行することで OpenSSH サービスの無効化が可能です。

OpenSSH サービスの無効化

Set-Service -Name sshd -StartupType Manual -Status Stopped

本投稿が少しでも皆様のお役に立ちましたら幸いです。
※ 本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

参考情報

https://learn.microsoft.com/ja-jp/powershell/module/microsoft.powershell.management/set-service?view=powershell-7.4
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/administration/openssh/openssh_install_firstuse?tabs=gui&pivots=windows-server-2025

変更履歴

2025/2/17 :本記事の公開