こんにちは、日本マイクロソフト Windows プラットフォーム サポートです。
本稿では、WSL 2 (Windows Subsystem for Linux 2) が構成された環境において、LBFO (Load Balancing and Failover) のチーミングの作成を試みると失敗する動作についてご説明します。
事象
WSL 2 が構成された環境において、NIC チーミングのコンソールから LBFO のチーミングの作成を試みると lbfoadmin.exe プロセスがクラッシュします。
その結果、[NIC チーミング] の構成画面が閉じられて、LBFO のチーミングの作成が失敗します。
事象が発生するとアプリケーション イベント ログに以下のイベントが記録されます。
1 | ログの名前: Application |
原因
本事象は WSL 2 と lbfoadmin.exe の互換性の問題で発生します。
(本事象は WSL 1 では発生しません)
対象 OS
Windows Server 2022
対応策
New-NetLbfoTeam の PowerShell コマンドレットを利用します。
なお、コマンドの利用方法についての詳細は公開情報を確認ください。
チーミング作成コマンドの例
1 | New-NetLbfoTeam -Name "Team1" -TeamMembers "NIC1","NIC2" |
New-NetLbfoTeam (NetLbfo) | Microsoft Learn
確認コマンドの例
1 | Get-NetLbfoTeam |
※ Team1 という名前のチーミングが存在することを確認します。
Get-NetLbfoTeam (NetLbfo) | Microsoft Learn
更新履歴
2025/02/04 : 本 Blog の公開
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