ネットワーク共有フォルダの検索を高速化する方法

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本記事はマイクロソフト社員によって公開されています。

こんにちは、Windows サポートチームです。
本記事では、Windows Search のインデックス化対象と、ネットワーク共有フォルダの検索を高速化する方法や条件について説明します。

Windows Search の概要

Windows Search は、Windows に組み込まれた検索機能で、ローカルファイルやフォルダの検索を高速化するためのインデックスサービスを提供します。ユーザーはこの機能を利用して、迅速にファイルを検索することが可能です。また、”コントロール パネル>インデックスのオプション” にて設定をカスタマイズして、インデックス対象を調整することもできます。

Windows Search の対象

Windows Search のインデックス対象はローカルドライブのみで、ネットワークドライブは対象外となります。ただし、ファイルサーバー側が対応している場合には、次の方法でネットワークドライブの検索を高速化することが可能です。

ネットワーク共有フォルダの検索を高速化する方法 (Windows Server を使用している場合)

Windows Server をファイルサーバーとして使用している場合、サーバー側の Windows Search サービスを有効化し、共有フォルダ領域をインデックス対象に含めると、クライアントからの検索が高速化されます。※ なお、Windows Search サービスは Windows Server では既定で無効です。
具体的には、クライアント側のエクスプローラー上で入力された共有フォルダへの検索クエリは、サーバー側で処理されるようになります。このとき、サーバー側のインデックスに基づいて処理されるため、一般的に高速化されます。

Windows Server 以外のファイルサーバーを使用している場合

ファイルサーバーが Windows Search Protocol (WSP) に対応していれば、クライアントからの検索を高速化することが可能です。※ 対応状況については、お使いのファイルサーバーの提供元にご確認ください。
ファイルサーバーが Windows Search Protocol に対応していない場合は、クライアント側のエクスプローラー上で入力された共有フォルダへの検索クエリは、クライアント端末上で処理されます。このとき、エクスプローラーは検索対象となるフォルダを再帰的に巡回して、条件に一致するファイルを探す動作となります。


※ 本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

変更履歴

  • 2024/07/11 : 本 Blog の公開
  • 2024/07/31 : 動作説明を追記