ファイル システムの拡張に失敗する事象について

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本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。

こんにちは、Windows サポートチームの三浦です。
本日は、ボリュームの拡張を行った際に、エクスプローラー上のサイズが正しく拡張されない事象が発生した場合の対処方法について紹介させていただきます。

概要

ボリュームの拡張を行うと、内部的に、パーティションの拡張とファイル システムの拡張がそれぞれ実行されますが、稀に、ファイル システムの拡張のみが失敗する場合がございます。
このような状況になると、パーティション サイズ自体は拡張されているため、ディスクの管理画面などでは拡張後の正常なサイズが表示されますが、ファイル システムのサイズを表示するエクスプローラー上の表記では、拡張前のサイズが表示される状況となります。

対処策

このような事象が発生した場合、diskpart コマンドを利用してファイル システムの拡張を再実行することで、問題を解消することが可能でございます。

  1. 対象サーバーにて管理者権限でコマンド プロンプトを起動します。

  2. 以下のコマンドを実行し、 Diskpart を起動します。

    1
    diskpart
  3. 以下のコマンドを実行し、ファイル システムの拡張を行うボリュームのボリューム番号を確認します。

    1
    list volume
  4. 以下のコマンドを実行し、ファイル システムの拡張を行うボリュームを選択します。

    1
    select volume X

    ※ X には 手順 3. で確認したドライブのボリューム番号を指定します。

  5. 以下のコマンドを実行し、ファイル システムを拡張します。

    1
    extend filesystem
  6. 以下のコマンドを実行し、Diskpart を終了します。

    1
    exit 

    以上で作業は完了となります。
    エクスプローラー上より対象ボリュームのサイズを確認し、正常に拡張結果が反映されているかご確認ください。

[特記事項]
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