VMConnect のメモリリークについて

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本記事は、マイクロソフト社員によって公開されております。

こんにちは、Windows サポートチームです。
今回は VMConnect のメモリリークについてお伝えさせていただきます。

対象 OS

Windows Server 2019
Windows Server 2022

事象

VMConnect は仮想マシン接続の画面 (コンソール) を担うプロセスになります。この VMConnect を起動したまま、仮想マシンの再起動が繰り返されると VMConnect のメモリがリークする事象が発生する可能性があります。

// 仮想マシンの接続画面

原因

mstscx.dll の初期化処理においてメモリの解放が行われていないことが原因になります。本モジュールはリモートデスクトップの機能を提供するモジュールであり、VMConnect はこのモジュールを利用して画面の表示を行っております。

回避策

仮想マシン接続の画面を閉じることで、VMConnect のメモリ領域が解放されるため、事象の回避が可能です。

本問題に対する弊社の対応状況について

本事象については次期 OS の修正課題として開発部門へエスカレーション済みになります。現行の OS につきましては、上記の回避策にて対応が可能であるため、もし、VMConnect を開いたまま運用される場合には、回避策の実施をご検討いただければと存じます。

いかがでしたでしょうか。本投稿が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

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