Windows Update 自動更新で指定したインストールの開始時刻について

※本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。

概要

本稿では Windows 10 バージョン 2004 以降の下記のグループポリシーが適用された環境において、Windows Updateからの自動ダウンロードが行われた後、インストールが行われる契機について説明します。

コンピュータの構成  
└ 管理用テンプレート  
  └ Windows コンポーネント  
    └ Windows Update 
      └ 自動更新を構成する
        └ 4 - 自動ダウンロードしインストール日時を指定

対象OS : Windows 10 2004 以降, Windows Server 2022, Windows 11

詳細

Windows 10 バージョン 2004 以降の上記 OS において、自動更新のポリシー設定にて [4 - 自動ダウンロードしインストール日時を指定] で構成した場合、指定された時刻より前にインストールが開始される場合があります。

例)
設定時刻：18:00
実際のインストール実行時刻：17:35

Windows 10 バージョン 2004 以降の OS では、指定した時刻の前後 30 分以内の時間をバッファ タイムとして設けられており、バッファタイム内におきましてはインストールの開始が許可されている実装となっております。そのため、指定した時刻より前にインストールが開始されることありますが、設定された時刻より、前後 30 分以内であれば、想定された動作となりますので、ご安心ください。

なお、当該機能は Windows 10 バージョン 2004 以降で新たに追加されて機能であるため、それ以前のバージョンでは、指定した時刻にインストールが開始される動作となっております。

特記事項

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