UWP アプリが正常に起動しない事象の調査

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本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。

こんにちは。 Windows Performance チームの栗木です。 本ブログでは、UWP アプリ(設定、電卓、付箋、フォト等)が正常に起動しない事象が発生した場合に採取いただきたい資料についてご紹介いたします。

情報採取スクリプトファイルの取得について

以下の URL より “TSS.zip” をダウンロードおよび展開いただき、対象端末へ配置します。

ダウンロード先: https://aka.ms/getTSS

※ TSS は機能の拡張などにより内容が変更されることがあります。そのため、毎回上記のダウンロード先から TSS を取得いただき使用してください。

資料採取手順

  1. UWP アプリが正常に起動しない事象が発生しているユーザーで端末にログインします。

  2. 管理者としてPowerShell を起動し、以下のコマンドより、スクリプトの実行を許可します。

    Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope Process
    
  3. TSSを展開したパスに移動します。

    cd "C:\path\to\TSS"
    
  4. 以下のコマンドを実行し、資料採取を開始します。

    .\TSS.ps1 -Start -PRF_AppX -UEX_COM -Procmon -BasicLog -PSR -LogFolderPath "C:\MS_DATA"
    

    画面の指示にそって進み、以下のメッセージが出力されるまで待ちます。
    Reproduce the issue and enter ‘Y’ key AFTER finishing the repro (with window focus here) [Y]?

  5. UWP アプリの起動を試み、起動しないことを確認します。

  6. 管理者として起動していた PowerShell に戻り、 ‘Y’ を入力し、資料採取を終了します。

  7. C:\MS_DATAフォルダに資料(Zipファイル)が出力されておりますので、弊社へご提供ください。