DNS による名前解決に失敗する事象の調査に必要な資料について

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DNS による名前解決に失敗する事象の調査に必要な資料について

いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。 本サイトでは弊社にお問い合わせいただく際に、事前に採取しておいたほうが良い内容についてご紹介しております。 このページでは「DNS による名前解決に失敗する事象の調査に必要な資料について」紹介いたします。

本資料が有効なシナリオ

  • DNS を利用した名前解決に失敗する

対象機器

  • 名前解決に失敗する DNS クライアント
  • 上記クライアントが使用する DNS サーバー (参照先キャッシュ サーバー、権威サーバー、フォワーダーなど)

採取手順

  1. 以下の URL から TSS.zip をダウンロードし、Zip を展開します。

    https://aka.ms/getTSS

  2. 展開した TSS フォルダーを調査対象となる端末上の任意のパスに配置します。

  3. Windows PowerShell (powershell.exe) を [管理者として実行] にて開始します。

  4. “cd” コマンドで TSS フォルダーを配置したパスにカレント フォルダーを移動します。 例として、“C:\Test” フォルダーに TSS フォルダーを配置した場合は以下のように実行します。

    cd C:\Test\TSS
    
  5. 以下のコマンドでログ取得を開始します。

    # DNS クライアントの場合
    Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope Process -Force
    .\TSS.ps1 -Start -Scenario NET_DNScli -BasicLog
    
    # DNS サーバーの場合
    Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope Process -Force
    .\TSS.ps1 -Start -Scenario NET_DNSsrv -BasicLog
    
    • 使用許諾の確認 (End User License Agreement) が表示された場合は内容を読んでいただき、[Accept] ボタンで同意していただきますようお願い申し上げます。
    • ステップ記録ツール (Problem Step Recording : PSR) に関する確認が表示された場合は [Y] キーで同意していただきますようお願い申し上げます。
    [Action-Privacy] We need your consent to allow Problem Step Recording and-or Screen-Video recording, please answer Y or N
    Press Y for Yes = allow recording, N for No [Y,N]?
    
  6. 下のメッセージが表示された状態で止まったことを確認し、次の手順へ進みます。

    Reproduce the issue and enter 'Y' key AFTER finishing the repro (with window focus here) [Y]?
    
  7. 事象の再現を行います。 (クライアント端末上で名前解決を実施します)

    • 再現時刻 (時分秒) と 名前解決のホスト名または FQDN を控え、ログの提供と併せてお知らせください。
    • DNS キャッシュをクリア後に名前解決を PowerShell 上で実施いただければ簡易です。 Clear-DnsClientCache Clear-DnsServerCache Resolve-DnsName -Name <解決する名前>
  8. 手順 6. のメッセージに対して [Y] キーを入力し、ログ取得を停止します。

  9. 各種ログの取得処理が行われますので、処理完了までお待ちください。

  10. PowerShell で以下の内容を実行します。

    $bufferSize = (Get-Host).UI.RawUI.BufferSize
    $bufferSize.Width = 400
    (Get-Host).UI.RawUI.BufferSize = $bufferSize
    
    Get-DNSServer > C:\MS_DATA\Get-DNSServer_$Env:COMPUTERNAME.txt
    Show-DNSServerCache | ft -AutoSize > C:\MS_DATA\Show-DNSServerCache_$Env:COMPUTERNAME.txt
    
    $dnszones = @(Get-DNSServerZone)
    foreach ($item in $dnszones) {
        "==============================" | Out-File -Append C:\MS_DATA\Get-DNSRecords_$Env:COMPUTERNAME.txt
        $item.ZoneName | Out-File -Append C:\MS_DATA\Get-DNSRecords_$Env:COMPUTERNAME.txt
        "==============================" | Out-File -Append C:\MS_DATA\Get-DNSRecords_$Env:COMPUTERNAME.txt
        Get-DNSServerResourceRecord -ZoneName $item.ZoneName | ft -autosize | Out-File -Append C:\MS_DATA\Get-DNSRecords_$Env:COMPUTERNAME.txt
    }
    
  11. C:\MS_DATA\ フォルダーを zip 形式に圧縮し、アップロード サイトからご提供ください。

注意事項

もし情報採取中に何らかのエラーが発生した場合は、以下の対応を実施ください。

  • PowerShell の実行画面からエラー内容が確認できるスクリーン ショットもしくは、エラー内容をコピーした情報をお寄せください。
  • 実行状況の確認のため .\TSS.ps1 -Status コマンドの実行結果をお知らせください。
  • .\TSS.ps1 -Stop コマンドを実行し、情報採取を停止ください。

情報採取ツール TSS に関してよく寄せられる質問

情報採取を行うツール TSS に関する一般的なご質問を以下のページにお纏めしています。必要に応じてご参照ください。

TSS に関するご質問

TSS 実行時のエラー関するご質問

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