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ログオンに遅延する事象の調査 (再起動)

目次

本記事はマイクロソフト社員によって公開されております。
いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
本サイトでは弊社にお問い合わせいただく際に、事前に採取しておいたほうが良い内容についてご紹介しております。
このページでは、「ログオンに遅延する事象の調査」に必要な資料採取についてご紹介いたします。

本資料が有効なシナリオ

  • ログオンに遅延する事象
  • 再起動が行える

採取いただく資料

  • パケット キャプチャー
  • Process Monitor
  • OS 構成情報
  • イベント ログ
  • グループ ポリシー関連情報
  • 問題ステップ記録ツール

など

資料採取時の影響について

情報採取にあたり、採取対象の再起動が必要になります。

対象機器

  • ログオン遅延が発生しているコンピューター

事前準備 および 情報採取手順

採取対象機器にて、以下のリンクを参考に情報採取を実施していただきますようお願いいたします。

TSS 情報採取手順

  1. [0] の事前準備を実施します。

  2. 管理者ユーザーで端末にログオンし、[1] の情報採取を開始します。

  3. [2] の事象再現を行います。
    再起動後、事象発生ユーザーにてログオンを行います。
    この時、以下の情報をメモとして残してください。

    ・ユーザー名
    ・再起動を行った時刻
    ・できる限り正確なログオンをした時刻

  4. ユーザー権限にてコマンド プロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

   md C:\MS_DATA\UserInfo  
   gpresult /h C:\MS_DATA\UserInfo\gpr.html  
   gpresult /z > C:\MS_DATA\UserInfo\gpr.txt  
   whoami /all > C:\MS_DATA\UserInfo\whoami.txt  
   whoami /upn > C:\MS_DATA\UserInfo\upn.txt  
   dsregcmd /status > C:\MS_DATA\UserInfo\dsregcmd.txt  
   cmdkey /list > C:\MS_DATA\UserInfo\cmdkey.txt  
   klist > C:\MS_DATA\UserInfo\klist.txt  
   klist cloud_debug > C:\MS_DATA\UserInfo\klist_cloud.txt  
   certutil -v -user -store my > C:\MS_DATA\UserInfo\mystore.txt  
   reg export HKCU C:\MS_DATA\UserInfo\hkcu.hiv  

出力された C:\MS_DATA\UserInfo フォルダーを zip ファイル等に圧縮し、弊社にお寄せください。

  1. 管理者ユーザーで再度ログオンし、[3] の停止操作を行います。

  2. アップロードサイトに情報をお寄せいただきます。

  3. 以下の情報と併せて弊社にご一報ください。

    ・ユーザー名
    ・再起動を行った時刻
    ・できる限り正確なログオンをした時刻

    ※ 移動ユーザー プロファイルやフォルダー リダイレクトを利用している場合は、以下の情報も追加で共有してください。

    ・プロファイルを格納しているファイル サーバーの IP アドレス
    ・プロファイルを格納しているファイル サーバーの共有パス

手順は以上でございます。
本情報の内容（添付文書、リンク先などを含む）は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。